【その6 ファイルやフォルダの共有&移行】

 

さて、メインOSをW2Kにしたところで、ちょっとした小技を使ってファイル・フォルダの一部をWin98SeをW2K

とで共有し、利便性の向上を図りましょう。私の気になったのは下に書いたものくらいですが、その他にも

共有した方が便利なものがあるかもしれませんね。なお、以下にフォルダのパス等の記載がありますが、

これはあくまでも私の場合のパスになりますのでご注意ください(特にユーザー名)。

 

 

1.マイドキュメントフォルダ

これは簡単ですね。デスクトップ上にあるマイドキュメントフォルダのアイコンを右クリックし、プロパティから

ターゲットフォルダを変更すればいいだけです。私の場合はW2K側からWin98Se側のそれを指定するように

しています。

 

2.お気に入り

これは‘共有’しませんでした(というよりできなかった)。ただ単にフォルダの中身をコピーしただけです。

パスは以下の通りですね。

《W2K側》
E:\Documents and Settings\
ユーザー名\Favorites

《Win98Se側》
C:\WINDOWS\Favorites

まあ、不安定なWin98Se側でWEBに入ることもそうはない予定ですので、これで十分でしょう。

 

3.Outlook Express のアドレス帳

これはレジストリを修正すれば共有できるはずなんですが、何故か上手くいかなかったので共有を諦め

ました。本当はレジストリエディタを使用して、

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\WAB\WAB4\Wab File Name の (標準) の値 

を両OSで同じ値にすればOKです。

もしレジストリをいじるのがイヤだったり、上手くできないようなら、取り敢えずWin98Se側のアドレス帳を

一度エクスポート(Outlook Express の ファイル〜エクスポート〜アドレス帳)して、W2K側で同様に

インポートしてやればアドレス帳の移行が可能になるので、まあ共有はできなくても十分事足りるでしょう。

参考までに上記‘標準の値’は以下の通りです。

《W2K側》
E:\Documents and Settings\
ユーザー名\Application Data\Microsoft\Address Book\ユーザー名.wab

《Win98Se側》
C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\Address Book\
ユーザー名.wab

 

4.Outlook Express のメールデータ

Outlook Express の ツール〜オプション〜メンテナンス〜保存フォルダ で、メールデータの保存先を

両OSで共通にすればOKです。‘メッセージストアを切り替えるか?’という旨のダイアログには‘OK’と

返答します。参考までに保存先のパスは以下の通りです。

《W2K側》
E:\Documents and Settings\
ユーザー名\Local Settings\ApplicationData\Identities
\{56EEA817-DEB1-41E7-AD3F-40852ECE8B97}\Microsoft\Outlook Express

《Win98Se側》
C:\WINDOWS\Application Data\Identities\{DDB46A20-ABAC-11D4-8045-0800460222F0}
\Microsoft\Outlook Express

なお、それぞれのOSから、他方のOSのシステムドライブには完全には入れなかった為、今回は別途

Dドライブに新規メッセージストア用のフォルダを作成し、両OSからここを指定するようにしました。

 

これで一通りW2K側の準備が完了しました。もう不安定なWin98Seには戻りたくないですね。何よりも

システムリソースを気にしなくていいっていうのは最高ですよ! フリーズなんて言葉は忘れてしまいそう

です (^o^)