Ferrari F2001】

F1 2000に引き続きフェラーリです。文字通り2001年のマシン、F2001です。これは05年1月に東京ドームで行われているイタリアフェスティバルで展示されていたものです。フェアは1/22までなので、現物を見たい方は直ぐに東京ドームへ!
あ、例によって大きな写真にはリンクしていませんので、もし原盤?が欲しい方は‘み’までメールしてくださいね。

マシンの全景を何枚か。
真後ろ以外はほぼ回れたので、結構色々なアングルからのショットがあります。
個人的にはこの時期のマシンはみんな同じに見えるんですが・・・(^_^;)


ノーズ周り。
ノーズはF1 2000と異なり、思いっきりスラントしています。昔はこの手のノーズはアリクイとか
呼ばれていましたが、最近は「slant」と呼ぶ方が多いですね。
このローノーズ化に掛かるエピソードはF1 2000のページで紹介したとおりです(^^;)
‘み’的には生意気そうに見える思いっきりのハイノーズより、ややスラント気味の
ノーズが好きだったりします。B192は嫌いですがB191は大好きですからね。


上:翼端板はますます複雑になっていますね。内側にも小さいフィンがついています。
下右:ノーズ下部。あれ、ウィング折れてません??
下左、下中:ホイールナットは右が青、左が赤に塗られています。回転方向が違う
(通常走行のタイヤ回転で緩まない方向で締める)はずなので間違えないようにってことですね。
モデラーさんは当然知っている・・・ハズのポイントですね。


バージボード周りとフロントサス基部。
かなり面構成が複雑になってきています。白地に赤いラインなのでまだ分かりやすいですが、
赤単色だったら形状把握は困難かも(^^;)



コックピット周り。
マシンがやや高いところに展示されていたので、コックピットの内部までは撮影できず。
インダクションポッド下方にあるフィンはモデラー泣かせ・・・ですよね?
後付けするかボディと一緒に研ぎだすか・・・それとも何もしないか・・・


ウィングレット付近。
モデラー泣かせと言えばこのウィングレットも同じですね。この手のマシンは余り作ったことが
ないんですが、皆さんどうしてるんでしょう? まあ、バンザイウィングよりはマシかな(^^;)
アンダートレイとボディカウルの間に赤→黒のグラデーションが掛かっているのが分かります。
あと、リアサスの基部にちゃんとギアボックスがあるように見えた(左下)んですが・・・
流石にエンジンは残っていないんでしょうが、この手のマシンは皮だけのことが多いので珍しいですね。


リアウィング周り。
マシンの真後ろには回れない形で展示されていたので、サイドのショットがちょっとあるだけです。
翼端板形状が3次曲面になっているのは勿論ですが、調整用のホールが結構多いですね。
左はおまけのスペックシート(大判画像リンクします)。シャシーナンバーも入っていますし、
01年の鈴鹿でシューマッハーが使ったシャシーだそうですから、間違いなくF2001なんでしょうね〜


F2001は01年のチャンピオンマシンであるのは勿論ですが、実はこのマシン、翌02年の開幕数戦にも出走しています。F2002の信頼性云々が表向きの理由でしたが、本当のところはどうだったんでしょう。いずれにしても02年第2戦のマレーシアでウィリアムズに1-2フィニッシュを決められてしまい、慌てて次戦ブラジルでシューだけF2002でデビューした・・・なんて流れになります。まあ、結果としてどちらの年もフェラーリの圧勝だったんですけどね(^^;)
ってことで、このF2001は02年にも走っています。・・・つまり、F1 2000のでは明らかに違和感のあったVodafoneなるとAMDロゴがあってもおかしくは無いってことですね。

あと、このマシンで特徴的なのは、上の方にも書きましたが、ボディカウルとアンダートレイの境目辺りにある赤→黒へのグラデーション。このF2001はデビュー当時、アンダートレイの形状に秘密がある(というかどのチームのどのマシンも基本的に大っぴらにはしませんが)とかで、写真や映像、或いは目視したときにこの辺りの形状がわかりにくいようにしたと聞いています。確かに、こうやって展示されていれば別ですが、実際に走行している状態のショットや動画をみても、細部までは中々分かりませんよね。面白い試みかと思いますね〜

F2001は(F1 2000もありますが)タミヤから1/20でプラモデル化されていますので、この写真を参考に一つ作ってみるのも良いかもしれませんよ〜 タミヤのリサーチはかなりのものなので、模型を作って初めて実車の形が分かるなんてこともありますけどね〜 (2005.01.16記載)