McLaren MP4/4】


引き続き「MOTOR SPORT JAPAN 2006」の展示車両です。このMP4/4、いわずと知れた歴代最強マシンですね。最速ではなく最強と書いたのは、セナ&プロストを擁し、88年の16戦中15勝、実際は15.9勝といっても良い程の結果を残してしているからなんですよね。モンツァでトップを走っていたセナが、ウィリアムズの代役ジャン・ルイ・シュレッサーをシケインで周回遅れにする際に接触リタイアしてしまったのが唯一の黒星。タラレバでずが、これがなければ16戦フルマークという驚異的な結果になるところでした(ワンツーフィニッシュも11回記録)。この圧倒的な強さ(この数年前:85年終盤の3連勝あたりからHONDA-V6ターボの強さはかなり目立ってましたし)がHONDAバッシングとも取れるターボ禁止→NAエンジン化の流れへ繋がったのは記憶に新しいですね。
さらに、このMP4/4はセナが鈴鹿で初タイトルを決めたマシンでもあるんですよね。スタートの半エンスト→下位ゴボウ抜き→プロストパッシング→優勝&タイトルという、ものすごいレースでした。まだセナプロが険悪な間柄ではなく、全うなレースでタイトルが決まったんですよね〜

あ、例によって大きな写真にはリンクしていませんので、もし原盤?が欲しい方は‘み’までメールしてくださいね。



近年のF1マシンではかなり有名な部類に入ると思いますが、今となってはなかなか見る機会も少ないかと。奇才ゴードン・マーレーの低重心シャーシとHONDA-V6ターボのパワー、セナ&プロストの技・・・どこをどうとっても最強マシンでしょうねぇ 1992年のウィリアムズFW14B+ナイジェル・マンセルも強かったですが、結果という意味ではこのMP4/4を超えられませんでしたからねぇ   (2006.11.03記載)