TOYOTA TF101】

次はトヨタのF1テストカー「TF101」です。これは東京のお台場にある『MEGAWEB』に展示してあったモノです。例によって入場無料です。さて、前置きはこのくらいにして、早速紹介に入りましょう。 前回のMP4/6同様、大きな写真にはリンクしていませんので、もし原盤?が欲しい方は‘み’までメールしてくださいね。

まずは展示ブースの全景・マシンの全体像・ミカサロのヘルメット&レーシングスーツです。『MEGAWEB』自体が結構広い為か、
比較的にギャラリーも少なく(人気がないだけ!?)好き勝手に写真を撮ってしまいました(^^;) ブースにはマシン以外にも次の
F1開催コースの解説などがあったり、ビデオが流されていたりと、‘み’の様なマニアでなくても楽しめると思います。
では、マシンの細部の紹介に入ります。まずはフロントウィング周りから。テストカーの展示車両ということもあってか、非常に
オーソドックスなウィングに見えますね。個人的にはウィングそのものよりもTOYOTAF1のロゴに目がいってしまいます。
真ん中の写真に写っているマークがそれなんですが、TOYOTAの「T」とF1の「F」「1」をそれぞれ組み合わせたような、騙し絵の
ようなロゴになっているのが分かりますよね。‘み’としては結構良いデザインだと思います。実は結構気に入ってますぅ(^o^)
引き続きフロントウィング周りです。翼端版を中心にしてみました。これまた極オーソドックスな形状ですね。あまり面白味がない
とも言えますけどね(^^;) そういえばトヨタってミシュランユーザーですから、ビバンダムがフロントウィングステーに鎮座して
いますねぇ なんか違和感があるなぁ・・・
少々後に下がってみました。左から、フロントタイヤ、ディフレクター&サイドポンツーンインテーク、リアビューミラーあたりですね。
F1用のミシュランタイヤを生でみるのは初めてだったんですが、ビバンダム以外は特に変わったところはなかったですね。単に
見る目が無いだけかも知れませんが(^^;) ディフレクターやミラーはまたまた代わり映えのしないモノですが、サイドポンツーン
前端部のインテークは縦に2分割されていてちょっとチャームポイントかも知れません。ん〜、でもこのインテークをメタルキットとか
で再現しようとすると、結構めんどくさいですよね〜
さらに少々後へ。インダクションポッド、エンジンカウル、リアのフェアリング&エアアウトレットですね。インダクションポッド横の
ドライバーネームは、テストカーらしくサロとマクニッシュのダブルネームです。虎之助もテストしたようですし、ココには是非
日の丸を貼ってもらいたいモノですねぇ・・・  リアのフェアリングは一昔前のスタンダードな形状に見えますね。最近はもっと
ウィングレットに近い形が流行っているようですし、ちょっと古い感じがしちゃいます。まあ、テストカーですからね。あ、フェアリング
の裏は塗装されていませんね。チームによってココの処理は変わって来るので、模型作成の際には要チェックです。TVだと
ほとんど写らないですからね。そうそう、特筆すべきはその下(右の写真)にあるエアアウトレットでしょう。
このスリットは最近なかなか見られませんよね。うーん、コレもメタルキットだとエッチングパーツ使わないとダメだなあ・・・(^^;)
マシンのリアはこんな感じです。左の写真では、リアサスのテンションワイヤーがなんとか確認出来ますね。相変わらず少々光量不足ですねぇ
そうそう、右の写真を見るとちょっと気になるところがありませんか?? ・・・そう、上方排気のエグゾーストパイプの直ぐ後にリアサスのアッパー
ウィッシュボーンがあるじゃないですか!! 何をびっくりしているのかというと、エグゾーストパイプというのはエンジンからの高温の排気が吹き出
される部分で、当然その直ぐ後にパーツがあれば高温にさらされ、モノによっては劣化や破損の原因となります。実際に上方排気システムが使わ
れ始めた頃には結構ありましたよねぇ、ウィングやサスアームが熱で破損するトラブル。この対策の為にウィング等にアルミシールの様なモノで
遮熱するのが一般的でしたからね。 うーん、テストカー&展示車両だからこそこうなっているんだと思いますが・・・

MEGAWEB』の紹介ページによると、今(2002.06)はTF101のカラー変更(TF102仕様)バージョンが展示されているようです。コレも撮影に行っちゃおうかなあ(^^;) (2002.06.09記載)