【C1XG の通信手段】
C1XGもモバイルケースに入り、無事にお出かけ出来るようになりました。折角PCを
持ち出すんですから、やはりネットに入らないことには始まりませんよね。
そこで、このページでは通信環境を考えたいと思います。
1.cdmaOne端末
私が今使っている通信端末はau(IDO)のcdmaOneです。機種はC305Sで、SONY製の
ジョグダイヤルモデルです。ちょっと話が逸れますが、ひとつ前の端末もIDOのSONY製
ジョグダイヤルモデル(型番忘れました)でした。‘ジョグダイヤル’は使い勝手が良くていい
ですね。PCの入力デバイスとしてはまだまだ検討の余地があるように感じますが、携帯の
それとしては非常に使い勝手が良く、お気に入りです。
さて、この端末でデータ通信を行うために、私はIDOのPacketOneカードを使っています。
携帯端末とPCをPCカードスロットと専用ケーブルで接続するタイプです。まあ、今は色々な
接続キットやケーブル付きソフトが発売されていますので、別段これにこだわる必要も無い
ですけどね。最近はUSB接続が主流のようですし、その方がお手軽でしょう。
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cdmaOne端末と PacketOne カードです。 |
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PacketOneカードは別売 (200円位)のPCカードケースに 入れてあります。 |
実はこのセットは私の初PCかつ初VAIOであるXR1Gで使用していたもので、(当時は自室
に電話回線が無く、これで主にメール受信をしていました)そのままC1XGでも使えるように
しているだけなんです。
このcdmaOneでのデータ通信速度は、通常だと14.4kbpsです。携帯としては速い方
ですが、PHSでは64kbpsが当たり前ですから、ちょっと見劣りしてしまいますね。
ただ、auの携帯は‘パケット通信’が出来ます。このパケット通信だと最大64kの速度での
データ通信が可能です。この方式は、通話時間ではなく送受信したデータ量に応じて課金
されるもので、大量のデータよりも少量のデータをちょこちょこ送るのに適しているようです。
2.cdmaOneの料金
では、実際にはいくらくらいの料金が発生するのでしょうか?
通常のデータ通信の場合、その料金は携帯端末の料金プランに大きく依存しますので、
ここでは検討しません。パケット通信に絞ってみたいと思います。
そのパケット通信ですが、通信速度によって以下の2種に分かれます。
通信速度 | 14.4kbps |
64kbps |
パケット通信料金 |
0.1円/128バイト |
0.1円/128バイト |
サービスの種類 |
標準 |
オプション |
追加料金 |
なし |
600円/月 |
私の場合、一日に10通程度のメール受信(メルマガ等10k〜20k位の重めのメール2〜
3通込み)を行っていた状態で2〜3ヶ月(14.4kbpsです)コンスタントに使用した時期が
ありましたが、データ通信料金はおおよそ1500〜2000円程度でした。ただ、ここで要
注意。パケット通信状態でインターネットに入ろうものなら、これがとんでもない金額になって
しまいます。単純計算で128KBのデータをパケット通信でダウンロードすると、その料金は
100円になります。例えばこれを携帯の通常のデータ通信(14.4kbps)でダウンロード
すると、スペックどおりの速度で通信したとして、約70秒かかることになります。70秒に
対する通話料は、ごく普通のプランであれば高くても30〜40円程度ではないでしょうか?
この時点で料金が完全に逆転しているのがお分かりかと思います。加えて、最近の料金
プランには‘無料通話’分が含まれているのが普通で、このようなデータ受信の場合もその
対象になるはずですが、パケット通信料金はその限りではありません。
パケット通信の良いところは‘繋いだままでも料金がかからない’点ですので、やはりこの
方式は‘メールを受信して回線を繋いだまま返事を書く’といった使い方に特化した方が
良い様に感じます。
このようなパケット通信の場合、もちろんプロバイダがそれに対応している必要があるの
ですが、プロバイダによってはそのための追加費用が必要になることもあります。私の
BIGLOBEでは、月に一度でもパケット通信を行うとそれに対して500円の料金が上乗せ
されます。接続時間は関係ありません。さらに、私の知る限りでは、パケット通信対応の
無料プロバイダは今のところ無いようです。ということは、この500円もランニングコストと
して考慮する必要が出てきます。
3.PHSとの比較
ここでPHSも比較対照として考えてみます。PHSの通信速度は今や64kbpsが当たり前。
通話料金も携帯と比べれば圧倒的に安く、10円/分程度が相場です。PIAF64kbps対応
のプロバイダーも多く、freeserve等の無料のものもあります。これだけではPHSの圧勝
ですね。データ通信を目的として初めて端末を用意するのであれば、迷わずPHSを選ぶ
べきでしょう。PCカードスロットに差し込むカードタイプのものもありますしね。但し、携帯と
PHSでは根本的に異なる部分が多いため、使用目的に応じた方をチョイスするべきだと
思います。
例えば、PHSより携帯の方が通話範囲は広いですが、PHSは地下でも通話OKですよね。
メールを受信するだけであれば携帯でも十分でしょうが、インターネットまで視野に入れると
PHSの方が金銭的にもスピード的にも圧倒的に有利です。
私の場合には現在のcdmaOneは手放せないので、このままこれを使い続けた場合と
新規にPHSを購入し、併用した場合のコスト(主にランニングコスト)をメインに考慮する
ことになります。私の場合は、ざっと計算するとPHSのランニングコストは約2500円/月
程度です。これに上記cdmaOneのパケット通信料金マイナス分がおよそ500円程度/月
でしょう(今は自で室ISDN接続可能なので、以前のように1500円/月のパケット料金は
発生しません)。さらにBIGLOBEのパケット通信料金500円がマイナスになります。
すると1500円程度/月の負担増でOKなんですが・・・
結果として、なんと‘保留’です・・・
というのも、目をつけていたのはH"(エッジ)なんです。しかもカードタイプの。
ただ、ここ数ヶ月で携帯・PHSの端末がここぞとばかりに激変していますよね。メモリー
スティックでウォークマンのようになる携帯(またSONY製だー)や、音楽をダウンロード
できる feel H" 等、今まで見たことも無いような端末が次々に発売されています。
正直なところ、この辺の端末にはあこがれているんですよね。よって、この辺りが数ヶ月先
(?)にある程度落ち着いたところで再検討しようと思っています。