【Formula Nippon 富士’06】
2007年にF1日本グランプリが鈴鹿から富士へ移るのがほぼ確定したこともあり、下見も兼ねて2006年のFormula Nippon第6戦(8/27)を富士スピードウェイに観戦に行ってきました。‘み’の家から御殿場方面へは、空いていれば東名を使って約1時間程度で到着しますからこの付近は結構行く機会も多いんですが、近場の観光地というか施設っていつでもいけると思って意外と行く機会がなかったりしますよね(^_^;) そんな訳で‘み’も富士スピードウェイでのレース観戦は今回は初めてだったりします。F-Nippon自体は1997年のツインインクもてぎでのレース(06年の後半戦のF1でモントーヤの代わりにMcLarenをドライブしているあのペドロ・デ・ラ・ロサが優勝してタイトルを決めた)を見ているんですけどね。
この日は一人での観戦となったんですが、実は嫁さんを御殿場プレミアムアウトレットにおろし、‘み’だけが富士スピードウェイに向かったんですよね(^_^;) そんなこともあって、御殿場インターを降りたのが10:00過ぎ頃。アウトレットの駐車場を経由し、サーキットに到着したのが10:45頃でした。どちらのゲートを使ってよいか分からなかったため、東ゲートを素通りし、メインの西ゲートへ。ここでは特に混雑もなく、ゲートでレースのチケット(事前に5,000円でGET済み)を見せ、駐車券を1,000円で購入して中へ入りました。が、この時点でゲート付近の駐車場P15を除いて、P14辺りからの先の駐車場は満車という表示が出ていました。ちょっと焦りながら先へ進むと、確かにメインスタンドに近い駐車場は完全に一杯になっていました。最悪P15へ戻ろうかと思っていたんですが、P10へ向かう道路の駐車スペース(パーキングメーターみたいな感じ)が空いていたため、何とかここを確保(^_^;) F-Nipponの中継をTVとかで見ているとスタンドも一杯になったりしていませんから、ここまで駐車場が一杯になっているとは思いませんでしたけどねぇ
で、メインスタンド方面へ移動しました。この時点ではまだ雨は殆ど降っていなかったんですが、後でレースの結果を左右するほど本格的に降ってくることになるんですよね。
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メインスタンド裏の様子。 |
トヨタが買収して2005年の春にリニューアルオープンしただけのことはあって、流石に施設なんかが全て新しくて綺麗でした。1コーナーに近いこの辺は食べ物屋さんが多く並んでいたかと。
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イベント広場の様子。 |
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モバイルキャストの提供でイベント広場に展示されていたWilliamsFW28・・・?? 詳しくはこちらで。 |
こちらには食べ物屋さんもありましたが、グッズショップやイベント用の舞台などが中心でしたね。この時点で既にプログラムが売り切れていたのがちょっと残念でしたねぇ 色々なショップで売っているものと思っていたんですが、どうやら総合案内所でしか発売していなかったようです。
で、今回は天気も怪しかったため、グランドスタンドの2F席の屋根のある辺りに落ち着きました。
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スタンドから1コーナー方向を望む。 |
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同じく最終コーナー方向を望む。 |
流石に1番グリッドあたりのスタンドはそこそこ混雑していたので、表彰台の正面に陣取ることに。
そうこうしていると、メインストレートで2シーターFポンマシンのデモランが始まりました。
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後部座席に乗っていたのは・・・多分フジテレビの戸部アナではないかと・・・ ドライバーは光貞英俊。 |
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あれ・・・隣にいるのはインリンかな(^_^;) |
この頃には雨が降りはじめ、路面もウェットになっていましたね。ちなみにこの頃はピットウォークも開催されていましたが、‘み’ってば観戦券しか持ってなかったですからお預け(^_^;) で、2シーターのイベント終わると、ピットウォークも直ぐに終了し、間髪いれずにF3マシンがコースイン。こんな風にイベント連発してくれるのはありがたいですね。F1ってセッションの間がどうも間延びしちゃいますからねぇ・・・
全日本F3は1ウィークエンドに2ラウンド=2レース行われるので(海外のF3も似たような感じで年間20レースとかやりますよね)、この日は前日の13戦に続いて第14戦が行われました。F3自体メディアにあまり露出しないので、ドライバーとかチームとかあまり良く分からないんですけどね(^_^;) あ、F3スタートの頃にはしっかり雨が降り始め、路面は完全なウェットになっていました。では、ここでF3マシンの写真を少々
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表彰台の様子。 勝ったのはドイツ人のエイドリアン・スーティル |
F3は12Lap程度なので、実質30分程度であっさり終わりました。
さて、いよいよメインイベント。F-Nippon第6戦決勝。F3の表彰式が終わると、やはり間髪入れずにFポンマシンがコースインしました。雨もあり、多少(5〜10分程度だったかな)進行が遅れていたこともあったかと思いますが、飽きずに見られていい感じでしたね。
各マシンインストレーションラップを終え、いよいよグリッドに。この時点でも路面は完全にウェット。但し、F3レース時点が雨のピークだったようで、どちらかといえばこれから天候が回復する方向のようでした。
案の定、ポールポジションの小暮卓史がフォーメーションでコースアウト(T_T)
そんな中、ウェットタイヤをチョイスした松田次生が1Lap目に11番グリッドからトップにジャンプアップ。
15Lap目辺りまでに2位ブノワ・トレルイエに目測でホームストレート1本分程度(後からTV:モタ・スポで見た感じでは最大17秒程度)まで差を付け、このまま独走かと思ったんですが・・・ この頃から次第にコースが乾き始め、その差がどんどんと詰まってきました。ピットインしてドライタイヤに履き替えた松田でしたが、流石にその分ほどのマージンはなく、中団に沈んでしまいました。この辺りはグランドスタンドで観戦していて目に見えて分かったので、結構レースを楽しめましたね〜
代わりにトップ立ったのがチームメイトでポイントリーダーのブノワ・トレルイエ。結局その後も危なげなく走り切り、そのままチェッカーとなりました。
ではここでレース中の各マシンのショットを。
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フォーメーションでコースアウトした小暮卓史 |
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この日は精彩が無かった道上龍 |
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優勝したブノワ・トレルイエ |
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Fポンではベテランかも・・・ 土屋武士 しかし派手なカラーリングですねぇ |
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余り良く知らないんですが・・・ フランス人、ロイック・デュバル |
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04年のF3チャンプ、ロニー・クインタレッリ このカラーリングは個人的にちょっと好きかも。 |
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出戻りの井出有治。 この日の走りも今二つ・・・ |
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序盤は独走だったんですが・・・ 松田次生 |
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日本一速い男Jr. 星野一樹 |
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新・日本一速い男、本山哲 |
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この人もFポン長いですよね。 立川祐路 |
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やはり出戻りの高木虎之助。PIAA NAKAJIMA&Tyrell時代の走りはどこへ・・・ バトルの相手は03年のインターF3000チャンプ、スウェーデン人のビヨン・ビルドハイム。 |
そうそう、レースが終わってウィニンググランの後、Fポンってばグランドスタンド前にマシンを整列させてくれるんですよね〜 これは知らなかったんですが、このサービスは結構嬉しかったですね。マシンにもドライバーにもかなり近づけますし。
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表彰台前にマシンが整列。 |
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表彰台の様子。 2位はアンドレ・ロッテラー 3位は本山哲。 |
細かいリザルトはここで確認してくださいね〜
レース自体は面白かったですが、何より天気が悪くて肌寒かったのが堪えました。雨なので光量も少なく、写真を撮るにはあまりよろしくない環境でしたしね。ちなみにカメラはいつものようにキスデジN+TAMRONのA06。テレ端を使うことはほとんどありませんでしたが、それでもISOは800程度まで上げてシャッタースピードを確保しました。雨で多少速度が鈍ったFポンとはいえ、流石にメインストレートを疾走するフォーミュラカーを流し撮るのは厳しかったですね。もっと腕を磨かないと(^_^;)
さて、表彰台までしっかり観戦し、スタンドを離れたのが16:45頃でした。いつの間にかFポンって走行距離が長くなったみたいで(^_^;) P10の駐車場の側に止めた車に戻る前に、直ぐ側(P10に向かうわき道の直ぐ東側)の30度バンクメモリアルパークに寄ってみました。
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「30度バンク」って一言で書いていますが、実際は結構な急斜面です。 |
「パーク」と言っても公園のようになっている訳ではなく、昔の30度バンクが保存されているだけなんですが、間近で見ると結構インパクトがありました。一度(自家用車でいいんで)カントとかのレベルではなく「バンク」を走ってみたいものですねぇ
で、帰りは東ゲートから割とすんなりサーキットを出ることが出来たんですが、やはりサーキット周りの道路はかなり混雑しており、5分程度走ったところで直ぐに渋滞し始めました・・・
暫くはガマンしていたんですが、ほとんど動かなくなってしまったため、裏っぽい道をスルスルと抜け、御殿場インターまでなんとか45分程度で到着。が、この時点で東名が御殿場の入り口から大渋滞・・・(T_T) 実はこの日はFポン意外にも夏休み最後の日曜日&自衛隊の演習が重なっていたので、結構すごいことになっていたようです・・・
取り敢えずアウトレットに向かい、嫁さんと合流しつつ昼夜兼のメシをいただき(サーキットは食事系のお店に結構列が出来ていたので食事をパスしていたんですね〜)、多少は混雑も緩和されらと思われる19:00頃御殿場を出発。
が・・・
インター入り口の渋滞は解消されていましたが、断続的に40km程度続く渋滞は全く衰えず・・・ 取り敢えず国道246号をを東進し、様子を見ながら東名に乗るつもりで下道(多分県道394号の沼津小山線)を走ったんですが・・・ 駿河小山駅付近で246に合流した瞬間にこちらも大渋滞(T_T) じりじりと進みながら大井松田・秦野中井とインターの様子を伺うも、どうやら渋滞と同時に移動していたようで、東名も同じような状況・・・結局下道を延々4時間掛けて川崎に帰着しました・・・ 危うくトルコGPの決勝(地上波)に間に合わなくなるところでした(^_^;)
初めて富士でレースを観戦して、やっぱりここでのF1開催は厳しいなぁと実感してしまいました。やはりアクセスと駐車場の問題が大きいかと。富士も駐車場はサーキット内にそこそこ用意されているんですが、Fポンの観客数(正確にはわかりませんが、グランドスタンドが埋まっていない状態ですから数千人とかのレベルかと・・・)でほぼ満車。周囲の大きな道路は東名・国道246号、139号程度で、この周辺は何かイベントがあったり週末になるとそれだけで混雑しますから、10万人規模のイベントに耐えるのはまずムリではないかと・・・
今回は日帰りしていますが、F1になれば宿泊設備も当然必要になってくるはずですが・・・ 周囲に大きなホテルなどはなかったような・・・ 籠坂峠を越えた富士五湖(河口湖・山中湖)方面や、乙女峠を越えた箱根辺りを巻き込んでなんとか・・・って所でしょうか。幾らトヨタとはいえ、丸一年でインフラレベルで対応できるとは思えないんですよねぇ・・・ やっぱりTI英田(現岡山国際サーキット)のパシフィックGPの時の様に、「自家用車禁止で観客は全てシャトルバス」とかにするんでしょうかね〜
07年の日本グランプリ、鈴鹿から富士になって‘み’的には地理的に行きやすくなったのは間違いないんですが、いずれ気になることだらけですねぇ・・・
あ、でも海外のお客さんやGP関係者からすれば評判はいいかもしれませんね。箱根の温泉や富士山なんて日本を代表する観光地ですし(^_^;) (2006.10.21記載)