【ほこり対策 R60版 】
1.前部コネクターのほこり対策
C1XGの方で既に‘ほこり対策’は行っているのですが、R60にもこれを応用したいと
思います。まずは前回に倣ってコネクターへのほこり対策ですね。
使うアイテムなどはC1用と全く代わりません。詳しくは‘C1XGのお部屋’のほこり対策を
ご覧ください。で、今回は前置きも無く、いきなり対策後の画像から入ります。
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こんな感じです。意図的(確認しやすくする為)に画像を明るめにしています。 |
ここでは前面パネルから顔を出しているコネクターに、AV製品用の端子保護キャップを
取り付けています。左から、S端子用キャップX1、AVピンジャック用キャップX3、KARAT
製USBポート用キャップX1、同じくi−Link用キャップX1です。AV用は無論SONY製。
色はPCカードイジェクトスイッチが黒いので、それに合わせて黒をチョイスしています。
違和感はゼロですね。AVキャップには‘SONY’って書いてあるし。赤白黄の3色端子が
見えなくなった分、個人的にはとっても良い感じになったと思っています。
本体後部の端子・ポート類と異なり、わざわざ本体前面に用意されている端子・ポートは
基本的にテレビやビデオデッキ等のAV機器と同様‘一時的に他の機器との接続をする際
の利便性向上’の為に設けられているはずなので、(もちろん使用する側の環境にもより
ますが)通常は使用されていないケースが多いかと思います。逆に言うとほこりが溜まり
易いという事ですので、やはり使っていないときはガードしてあげたいものですね。
さて、今回は幾つか注意点があります。
ご存知のようにこれらの端子・ポートのうち、USBポートとi−Linkポートはかなり奥まった
ところにあります。その関係で、もともとプレイステーション2用の保護キャップを奥まで挿し
込んでしまうと、いざ使うときに抜けなくなります!この2つはくれぐれも‘軽く付ける’程度
にしておきましょう。
やってもうた!という方はお気の毒ですが・・・ (T_T)
参考までにこの2ポートのアップです。
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この写真でも‘軽く付けた’状態です。これでも充分に固定されていますので、 くれぐれも押し込まないように! |
もう一つ注意です。
こちらは大した問題ではないのですが、何かの増設作業等で前面パネルを外す際には、
これらのキャップが引っ掛かるので前もって外してやる必要があります。もし、既に上で
‘やってもうた’方も、前面パネルを無理矢理外せば一緒に取れますよー。
2.後部コネクターのほこり対策
さて、これでR60は‘頭隠して尻隠さず’になってしまいました。折角なので尻も隠して
あげましょう。ただ、後部コネクター類は私の場合、比較的埋まってしまっています。なお、
それでも残っているAV系の端子類(マイク出力等)は、予め何度か登場しているキャップ類
を使用して塞いでしまいます。
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ケーブルを全て外したR60の尻。不使用のAV関連端子は既に塞いであります。 これから塞ぐのは、プリンターコネクター・GAMEコネクター・LINEジャック・ TELEPHONEジャックの4つです。 |
その他のコネクターは全て使用しています。電話関連のジャックを塞いでしまうのも、TAを
敢えてSERIALコネクターに接続している為です。では早速処置しましょう。
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今回使用したのはこんなコネクターカバーです。C1バッグと 同じサンワサプライ製ですね。 使用後には右の写真のようになります。 |
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さて、残った電話関連のジャックX2ですが、こちらにはちょうど良いパーツがありませんで
した。当初はモジュラーケーブルの端っこを挿しこんでおこうと思ったのですが、何故か
ぴたっとサイズが合わなかったために断念。何もしないのも考え物なので、取り敢えず
こんな形で塞いで見ました。
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こちらで使用したのはオーディオ用のスピーカーネットです。 東急ハンズで980円也。結構大きめのサイズですので、 本来と違う目的でちょっと位使ってしまってもOKでしょう。 |
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使用前・使用後です。上記ネットを大きめに切り出して 両面テープで貼っただけです。 これもかなりお手軽です。 |
今回のスピーカーネット自体が余り目の細かいものではないので、ほこりを遮断するのは
厳しいかと思いますが、剥き出しよりは全然良いはずです。
3.前面パネルのスリット
まだほこりを気にしなければならないところが残っています。タイトルどおり、これ↓です。
前面パネルの左右に各13個の穴が規則正しく並んでいます。(何故13個・・・?) ご覧のように内部が丸見え・・・ということは、ほこり入り放題ということですね。 |
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前面パネルを外して裏から見るとこうなってます。なお、左右だけでなく下部(PC カードスロットのすぐ上)にも17個の穴が空いていますので、一緒に処置した方が よさそうです(写真撮り忘れましたー)。 |
これはどう見ても空気穴ですよね。ということは、これは吸気口でしょう。後部の電源BOX
周りがハニカムの網目になっていますが、ここからは常に温風が出ていますから。実は私
のR60内部には既にHDD用のFANが一つ増設されていまして、現状ではこれによる
冷風がこれらの穴から噴出しているんですよ。ですので‘吸気口だ’という確認は取れま
せんでしたが、吸気口だとすれば空気と同時にほこりをワンサカ吸い込んでいる事になり
ますよね。仮にそうでなくても全く無防備である事には変わりありません。たまにR60を
解体すると、結構なほこりがマザーボードやMPEG(VAIO−Rの心臓?)ボードの上に
積もっていますから・・・ しっかりとケアしてあげましょう。
なお、後部ハニカム部ですが、明らかに温風の排気口であるため、‘ここからはほこりが
比較的内部に入り難いはず’&‘下手にここに手を加えると廃熱効率が悪くなるはず’と
考え、ここには手を付けないことにしています。
では、前面スリットにほこり対策をしてみます。
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電話関連のジャックを塞いだスピーカーネットを使用し、このようにスリットを 塞いでやります。またまた両面テープ使用です。 |
表側から見るとこうなります。拡大写真だとネットの網目が良く判ると思います。 | ![]() |
ちなみに、外見上ははほとんど変化なしです。このスリット、通常では暗くて中までは良く
見えませんし(写真はフラッシュ使用)、光を当てて覗くと中のメカが少し見える程度です。
これが、光を当てて覗いてもネットの黒いメッシュが見えるだけになる、というだけです
からね。ある意味では外見も良くなったといえるかも知れませんが。
なお、このネット、中で外れるととってもメンドクサイはずなので、しっかりと貼りつけておき
ましょう。私はガムテープで補強しました。もちろん外からは見えませんよ (^。^)
最後になりましたが、このようにテープなどで補強する際、前面パネルの縁の部分にあまり
厚みが発生しないようにしてやらないと、パネルを閉め難くなってしまいます。この‘縁’の
部分は、直接R60の金属フレームと接触するようになっていますから。
さて、ここで後日談です。このスピーカーネットによるホコリ対策ですが、対策後約一年強が
経過した現在(対策したのは2001年5月、後日談における「現在」は2002年7月です)、このネット
部分はこんな状態になっていました。
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なんとホコリまみれに(-_-) っていうかホコリを シャットアウトするためにネットを張ったので、 これは喜ぶべき結果なんですけどね。 ・・・それにしてもキタナイですねぇ・・・ リンク先の拡大写真で汚さを堪能してください(^^;) |
‘み’はタバコも吸いませんし、R60自体も特にホコリっぽいところで使用していた訳ではない
のですが、これだけのホコリをちゃんと防いでくれてたんですねぇ (2002.08.17記載)