【RX62 DVD-Rドライブ搭載】
1.どのドライブを残す? (2003.03.26)
敢えて「流用パーツ」には挙げなかったんですが、環境以降に伴いDVD-Rドライブも移行しています。まあ、パーツを入手した時点でツインドライブが埋まっていましたから、PCとしてはこれで十分機能していたこともあるんですけどね。で、このツインドライブですが、上段にPioneer「DVD-116R」、下段にSONY「CRX-160E」が搭載されていました。今回移行するDVD-Rドライブは今となってはやや型落ちの感も否めないPioneer製のDVD-R/RWドライブ「DVR A04-J」ですので、これら3ドライブの性能・機能からどちらのドライブと換装するかを検討します。A04-Jを突っ込む場合には必然的にベゼルやトレイ前端化粧板を加工しなければならないので、その点も考慮が必要ですけどね。
*このページでは便宜上、ドライブのトレイ前端にあるメディアに対して垂直の部分を「化粧板」それ以外のドライブ前面のカバーパーツを「ベゼル」と呼称します。
で、性能はこんな感じになっています。
ドライブ | CD-R(ROM) | CD-RW | DVD-R(ROM) | DVD-RW | DVD-RAM | |||||
Read | Write | Read | Write | Read | Write | Read | Write | Read | Write | |
DVD-116R | x40 | - | ○ | - | x16 | - | ○ | - | - | - |
CRX-160E | x32 | x12 | x20 | x8 | - | - | - | - | - | - |
DVR A04-J | x24 | x8 | x24 | x4 | x6 | x2 | x2 | x1 | - | - |
「○」ははっきりスペックが確認できなかったので、「読み出しができる」という意味で付けています。「x数字」は何倍速の意味ですが、実際にはROMとRで数字が異なる部分もあるのですが、ここでは最大値を記載しています。
うーん、どっちを取っても中途半端なような・・・個人的にはCD-Rはそんなに焼かないのでそのスピードは気になりませんし(x40での書き込みが可能なドライブもあるのに、x12もx8も大して変わらないとも言えますが・・・)、CD-RWに至ってはほぼ使用していませんしね。結構悩んだんですが、いつまでもこの体制で行くわけでもない(これらの3ドライブでは読めないDVD-RAMにもちょっと興味があったりするので)と思われるので、最終的には上段はそのまま「DVD-116R」下段に「DVR A04-J」という形にしました。抜いた「CRX-160E」は売却・・・ではなくて、無加工でRの前端化粧板を装備できる最速のCD-RWドライブですから、使い道は自ずから見えてきますよね〜 って、こっちが決めてになったような気がしないでもありませんが(^^;)
2.ドライブの取り付け・・・簡単すぎ(^_^;) (2003.03.30)
・・・というわけで「DVR A04-J」を設置します。Rのドライブとして換装した時は切った貼ったの大騒ぎになったんですが、今回はあっさり完了します。ネタにもならないくらいですねぇ・・・(^^;) とはいいながら、折角なので少々・・・
〔トレイ前端化粧板〕
一番の問題はここですね。Rの時と同様にプラスチック用の強力両面テープで固定します。スプリングで固定されていた純正の化粧板はやはり外しておく必要があります。トレイの前端部に直接純正化粧版を貼り付けるような形になりますね。
〔イジェクトスイッチ〕
これは予想外に簡単でした。Rの時はプラ板で調整してやりましたが、今回はこんなことはしていません。A04-Jのベゼル(前端の化粧板は除く)をドライブに元通りにはめ込んでやり、その状態でベイに戻せばほぼぴったりと位置が合ってしまいます。ボタンのストロークがやや長くなりますが、気にならない程度でしょう。まあ、‘み’の場合にはR搭載時にベゼルも化粧板も外していましたから、ベゼルだけを戻してやっただけなんですけどね。標準状態から搭載する場合には、前端化粧板を外すときに一度ベゼルごと外す必要がありますので、ちょっとめんどくさいですが(^^;)
この辺りの作業はRの時と全く同様です。写真などは「R60パワーアップ編 その14」の方をご参照くださいm(__)m なお、今回の作業でわかったんですが、「A04-J」はドライブ固定ネジから見て前側が一般的なドライブより2〜3ミリ長いようです。Rの時も両面テープ分程度は化粧板が前に張り出してしまっていたんですが、今回は更に顕著になっています。実用上は問題ありませんが、気になると言えば気になりますね。ただ、これを回避しようとするとRX純正の化粧板もしくはドライブのトレイを加工(まず間違いなく不可逆でしょう)することになるので、今回は我慢しています。トレイを交換するっていう手もないことはないんでしょうが・・・ いずれドライブそのものを再換装する可能性もありますしね。・・・といいながら、実は素晴らしい「アイテム」をGETしていますので、やろうと思えばこの加工も出来る状態にはなっていますよ〜(^^) 追ってそのアイテムは紹介します〜
その化粧版の張り出しはこんな感じです。上段は純正状態なので違いがわかると思います。実はこのページのバックの画像はこれなんですけどね(^_^;) |
フラッシュを焚いて意図的に張り出しを強調してみました。実際にはココまで目立ちませんが、この方がわかり易いですよね。 |
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両面テープもこのように厚みのあるものなので、薄いものにすればやや改善されるんでしょうけどね。まあ、強度重視です(^_^;) ちょっと見難くてすいませんが・・・ |
〔アクセスランプ〕
筐体の電源スイッチ上のものはもちろん光りません・・・(^_^;) ドライブ標準のアクセスランプも案の定見えません。ただ、今回はあまり筐体に不可逆加工はしたくないので、見えない状態で我慢します。まあ、動作時にはそれなりに音がしますから、それで判断できますしね〜(^^;)
〔強制イジェクトスイッチ〕
これも駄目ですねぇ って、純正ドライブの場合はどうなってるんでしょう??パネルに穴らしいものはないですが・・・ まあ、RXはRと違って簡単に解体できますので、最悪の場合はパネルを外せばスイッチを押せますから、OKとしましょう。
とまあ、こんな具合でドライブの換装はとっても簡単です。Rでの苦労が遠い日の思い出のようです・・・RZはベゼルごと筐体に納まるようですから、両面テープすらいらないみたいで羨ましい事この上ありませんが(^^;)
で、ここまで来るとハード的には旧R60の機能を全て引き継いだことになりますね。これで改めてパワーアップにかかれます〜(^^)
3.隠しダマ (2003.04.02)
ここまでで旧R60時代のハードはほぼ引き継ぎました。が、パワーアップの前に、上で紹介した素晴らしい「アイテム」について少々。
ずばり・・・こんなものです。何に見えますか?? |
実は・・・RX用の化粧板なんです。ただ、ロゴがありませんよね「DVD」とかの。・・・そう、ハンドメイドなんですよ〜!! F1模型をぶりぶり作成する‘み’が精魂込めて・・・って嘘です(^^;) これは実は某オークションでGETした「RX用の汎用ベゼル」なんです(商品名が「ベゼル」だったのでそのまま「ベゼル」と記載しています。このページでの呼称に当てはめると「化粧板」に当たるものですね。)。素材はポリウレタン樹脂で、現物型取りから起こしたムクの削り出し、塗装は2液混合型ウレタン系塗料(シルバーメタリックではないそうですよ〜)だそうです。
こんな感じで、サイズ・色共にRX筐体にジャストフィットします(^。^) この写真では判断がつきにくいかと思いますが、ロゴの有無意外は酷似しています。 |
購入前は特に「色」に関してはある程度合わなくても仕方がないと思っていたんですが、予想外にぴったりでした(^^) C1XGのフタを塗装した時にも触れていますが、メタリック塗装で色味を完璧にあわせるのは非常に困難ですし、ましてやRXの筐体はややパール掛かっているため、色合わせはさらに厳しくなります。これらの点から、プラで同じモノを作れと言われれば不可能ではないでしょうが、耐久性や色味の調整にははっきり言って自信がありませんねぇ・・・そんな訳で出品を見かけたときに思わずGETしてしまいました。敢えてここで値段は公表しませんが、まだ探せば購入できると思いますしね。
で、この化粧板は上記のように「ムク」で整形されていますので、必要に応じてヤスリで削ったりすれば厚みを調整できます。上で換装した「DVR A04-J」の場合も、化粧板がはみ出す2〜3mm分を削ってやれば出っ張りなくぴったりと設置できることになります。まあ、その分重量が50g程度になってはいますが、両面テープで十分固定できる範囲かと思います。が、貧乏性の‘み’はいつこのドライブを再換装するか分からないことを理由にして、まだ使用していません。削ったものは元に戻せませんからね〜(^^;)
最後になりましたが、出品者の方には当HPでの紹介についてご了解を頂いておりますので、ここに加筆させて頂きます。
ここで紹介させて頂いている「隠しダマ」は、型の劣化などもあり、2004.02現在は作成・出品をされていないそうです。ご承知おきください。 (2004.02.25加筆)
この時、ベゼルと一緒に両面テープを頂いているんですが、ABH4が逝ってしまったときに一度剥がすことになりました。ベゼルそのものが結構重いので、通常使用でもふらついたり剥がれたりするんじゃないかとちょっと不安ではあったんですが、剥がすのが大変なくらいがっちり固定できていました(^^;) で、市販品なのか? どんな銘柄なのか? を作者さんに教えていただきました。
両面テープは自動車の外装用。小売だとオートバックスなどの配線小物売り場あるエーモンという会社の「外装用超強力両面テープ」(多分住友3M製)と言うものと同等品
とのことです。
現物はまだ見に行ってないんですが、簡単な改造などには十分使えそうですね。ご参考まで〜
(2004.03.15加筆)