【ドイツ紀行9】

 

2005/10/25   Tue.    Vol.2

ジャンプ台は町外れにあったようで、ガルミッシュ・パルテンキルヘン駅まで数分バスで移動。この駅を挟んで東側が旧パルテンキルヘン、西側が旧ガルミッシュってことになります。ちなみに登山鉄道の駅は他の路線のそれと違って多少離れたところにこじんまりとありました。私鉄とJRの関係って感じですね。

これが登山鉄道。

割と普通っポイ感じでした。

あ、登山鉄道の駅には無料のトイレがありました。山頂までは1時間ちょっとかかりますので、心配な方はここで用を足された方がベターかと。駅の裏手には登山電車らしくこんなもも展示されていました。

アプト式の歯車とレール

‘み’達が乗ったのは12:15発(だったと思う)の電車だったんですが、そんなに混雑することも無くゆったりとした感じで左右の景色を楽しめました。
登山電車はのんびりした風景の中をそこそこの速度(多分40〜50km/h前後は出ていたかと)で走り、15分程で乗換駅グレイナウ(だったと思うんですが・・・アイプ湖駅の1つ手前)に到着しました。ここからはアプト式(レールの他に歯車があって車体を持ち上げるタイプ)の登山電車に乗り換え、ゆっくりしっかりと山頂を目指しました。

乗り換えた電車。
車内の様子。

乗り換え前とは違ってややレトロな作り。

こちらの車両の方が小さいようで、何人か立ちの人が出ていました。なお、帰国後にWEBを見る限りでは、「アイプ湖駅から上がアプト式」という記述が多いので、実際に歯車を使って走ったのはアイプ湖駅から先だったかも知れません。いずれアイプ湖駅からは結構勾配がきつくなり、電車の速度も落ちました。しかも、乗換えから10〜15分程度は世界の車窓からよろしく美しい風景が見えていたんですが、その後は敢え無くトンネルへ(T_T) まあ、前もって知らされてはいたんですが、ここから終着駅のツークシュピッツプラット(山頂のちょっと手前)まではず〜〜っと(40分位かな)トンネルになるんですね〜 あ、ちなみにこの登山電車、登りは進行方向に向かって右側、下りは向かって左側の席がお勧めです。反対側はの景色は山の斜面が中心になりますからね。まあ、トンネル内はどっちも同じですが(^_^;) 
ツークシュピッツプラット駅到着後は、その足で(同じ建物から出ている)山頂行きのロープウェイに乗り換えました。人数制限があるので1台やり過ごすようになりましたが、ほんの少し隣の峰までを上るような感じなので、片道実質3〜4分ってところでした。

ロープウェイってこんなヤツ。

至極普通ですね〜
駅の周りの様子。

教会?のようなものも見えました。

山頂はこんなに開けていないので、雪をいじるならここで遊ぶとよろしいかと。

ってことで、やっと海抜2946mのドイツ最高峰に到達しました〜〜(^_^♪ 山頂駅を含んだ山頂の建屋には展望プラットホームやレストラン、トイレなんかもあり、結構しっかりした印象でした。で、我々はまずここで昼食。メニューはこんな感じ。

なんかしょっぱいズッペ

ラビオリみたになのが浮いてました。
タイ米風のライスとボイルした白身魚
デザートはフルーツポンチみたいなヤツ

味は・・・イマイチでしたねぇ 近くのテーブルに出ていた壺入りの白ソーセージが美味そうだったんですけどね・・・

さて、昼食後はフリータイムが30分ありました。もちろん展望台へ。日頃の行いの賜物でしょうか?天気はかなり良く、よい眺めが楽しめました。展望台からの様子はこんな感じでした。

あ、展望台の床は一部凍っているようなところもありましたから、気をつけないと滑って転んで奈落の底・・・なんてことも(^_^;)
最高峰だけあってオーストリアとの国境になっていました。

こっちがバイエルン地方(ドイツ)
こっちがチロル地方(オーストリア)
アイプ湖を望む。

この脇を上がって来たんですね〜
本当の山頂はあのポールのあるところらしいです。

「ここから先の安全は保障しない」ような注意書きが(^_^;)

晴れてはいましたがかなり寒かったですね。帰りのロープウェイ乗り場に温度計があったんですが、気温は確か2℃だったかと。まあ、3000m級の山の頂上にしては暖かいんでしょうが、風がかなり強かったので、展望台の体感温度はもっと低かったはずです。まあ、寒いのは覚悟の上でしたけどね〜

さて、帰りなんですが、本当はアイプ湖まで一気に(10分で)ロープウェーで下る予定だったんですが、夏季はメンテナンスしていることも多い(夏季がオフシーズンになるんだとか・・・)そうで、この日は残念ながら上りと同じ経路でアイプ湖駅まで降りてきました。料金はどの経路を使っても同一(往復43ユーロ)らしいんですが、眺めは全く違うはず&所要時間も全然違うので、結構残念でした。で、アイプ湖からはいつものバスでホテルへ向かいました。距離的には15分そこそこで到着できるはずだったんですが、ホテルには街を回り込むような感じでアプローチしたそうで、30分位かかったように思います。

この日の宿はパルテンキルヘン側にある由緒正しき「POSTHOTEL」創業400年の古きよきホテルでした。

ホテルの外観
ホテルが面しているルートビッヒ通りの様子
ホテルの看板とバイエルンの旗

このホテルは部屋によって随分つくりが違うようで、‘み’の部屋(確かNo.10)は馬小屋かと思われるほど質素&狭いお部屋でした。一緒だった2組のお部屋も見せてもらったんですが、階段を2階に上って直ぐ右手の部屋は非常にゴージャスで、洗面台が2つあったり、ドアまで2つ(入り口が2重ドアになっている)あるようなものでした。一番偉い人が泊まる感じかなぁ もう1つはやはり2階で、道路側だったんですが、質素さは‘み’の部屋といい勝負だったんですが、やや広い感じで装飾品も多少豪華な感じ。イメージ的には使用人の部屋かなぁ・・・ ってことで馬小屋はこんな有様。まあ、普通の部屋ですけどね(^_^;)

馬小屋の様子。
馬の寝床。
なんか壁に恐ろしげな天使が・・・
馬小屋の鍵

はっきり言って鈍器です!

部屋の愚痴は兎も角、大概のお店が閉まる18:00までまだ1時間ぐらいあったので、駅のそばにあるスーパーまで買出しに行きました。ホテルから駅までは歩いて15分程度。

駅舎はこんな感じ。
そこそこ大きめのスーパーでした。

お土産の小物やお菓子などを買い込み、そそくさとホテルへ戻りました。まだ18:00前だったんですが、かなり暗くなってましたねぇ

もう完全に夜景って感じですね。
ホテルもキレイです。

この日の夕食は、ホテルから夜飯は2〜3件離れたお店で肉料理でした。壁に剥製なんかがかかっているようなクラッシックな落ち着いた雰囲気のレストランでした。ちなみに、この日は普段のコース「ズッペ〜メイン〜デザート」だけでなく、なんとサラダが付いていました! 旅行中、どうにも肉と芋ばっかりになっていたので、葉っぱメインのサラダは非常に嬉しかったです〜〜(^_^) とは言え、シーザーサラダっぽいドレッシングに浸っていた(お皿の底にドレッシングの海が・・・)のがちょっと気になりましたけどね。

これがそのサラダ。

葉っぱウマ〜〜

‘み’は肉大好き&葉っぱはあまり得意でない人なので、葉っぱが食べたくなるというのは結構重症だったりします(^_^;)
メインは初日にライン川で痛い目を見せられた巨大豚関節のロースト・・・の半身。この日は半身にする代わりに別の肉(普通の1枚肉)を用意してくれたそうです。

メインの肉

食いではありましたが結構美味かったかと。
デザートはアイスクリーム

あ、この日は自宅&実家が‘み’と近い2組の方と6名で同じテーブルだったんですが、年代が近いことや後1日でツアーも実質終わることとかもあって、大ハシャギ! はしゃぎすぎで地元の方?が席を移動しちゃうほどでした(^_^;) 

翌日が長い日になる予定だったこともあり、この日はこれで(馬小屋で)ご就寝。特に見てはいけないものを見たりはしませんでしたが、流石にこれだけ歴史のあるホテルだと、やっぱりその手の話が無いわけでは無いようですねぇ・・・

万歩計カウント:16591