【2006鈴鹿観戦記 その1

1.鈴鹿入り


ブログにも現地からエントリを上げたりしていましたが、06年でひとまずは最後になる鈴鹿に久しぶりに行ってきました。チケットの確保が遅かったこともあり、今回は残っていたヘアピンでの観戦。ブログでも紹介したように、鈴鹿にかこつけて色々と機材も購入し、土曜日朝から鈴鹿入りしました。今回は気楽なひとり旅です〜

まず土曜日朝の動きですが、朝一番の新幹線、東京発6:00・新横浜発6:18ののぞみ1号(勿論指定席を確保。当日の自由席は新横浜で乗車率200%だったことを考えると大正解でした。)に乗り、名古屋到着が7:38。ここから在来線のホームに移動し、7:51発の快速みえ51号に飛び乗りました。ぎゅうぎゅう詰めのみえ51号に揺られること約45分。鈴鹿サーキット稲生駅に到着したのがおよそ8:40頃。ここからは南ゲートまでぞろぞろと歩き、9:00頃にはゲートイン・・・
鈴鹿は前回観戦したのが2000年なので、6年振りになるんですが、この辺の時刻表は変わっていないんですよね。次回がいつになるかは分かりませんが、東京近郊から土曜日の朝に鈴鹿入りしようとすると、(夜行バスなんかは除外して)一番早い経路になるので、忘れないようにここにメモしておこうかと(^_^;)
昔はこの時間に駅に到着すると、フリー走行のエンジン音が響いていて非常にわくわくさせられ、ちょうどこのフリー走行の最中に観戦ポイントに到着できたんですが、いつからかフリー走行の時間や回数が変わり(フリー走行自体が減ってますしね)、土曜日に一番早くF1が走るのは11:00ですから、あまりこの時間に来る意味は無いかもしれませんねぇ

で、今回は早速SAF1のチケットホルダー&色落ちしそうなタオル&公式プログラムをお土産代わりに入手し、展示ブースをうろうろしてみました。

SAF1のチケットホルダーと公式プログラム。帰宅後のショットですが。

プログラムは日曜日になると売り切れたりすることがあったようなので、早目に確保ですね〜
メインゲートの外側に展示されていたマクラーレン。

鏡面仕上げが美しいですね。
同じくトヨタ。

フェイスペインティング?のイベントやってました。
こちらはフェラーリのショップの上に飾られていたフェラーリ。

昔からあるような・・・(^_^;)

この辺まではなんとか鑑賞できたんですが、土曜日の午前中にも関わらず、異常に混雑してたんですよね〜

‘み’の感覚だとこれは決勝日の混み具合かと・・・
天気はすこぶる良いんですけどね〜

ってことで、うろうろしていると11:00〜のフリー走行に間に合わないかと思い、早めに移動することにしました。ここで、土曜日限定のエリアチケットがまだ買えることに気がつき、B1・B2・F1・F2に入れるチケットを5000円で購入しました。

これが土曜日限定共通エリア券。

商売上手ですねぇ(^_^;)

このチケット、券の右上に書かれている通り、指定エリアに入れるだけなので本来の指定席ユーザーが来たらどかなければいけないんですけどね(^_^;) 折角の機会なので、今まで見た事がないようなスタンドへ行ってみようかと。本来の指定席ヘアピンは(ちょっと遠いですし)日曜日に行けばいいですしね。   (2007.02.15記載)




2.フリー走行観戦


ってことで、最終コーナーの下辺りをくぐるトンネルを使い逆バンク〜デグナーの外側にある自由席へ向かいました。ここらあたりはS字を抜けてくるマシンを結構かっこよく撮影できるのでお気に入りなんですが、案の定既にほぼ満席状態。エリアチケットをGETしておいた甲斐がありましたね〜 ってことで、迷わず以前から行って見たかったF2スタンドへ。
TV中継でも絵が出ていましたが、くぐって来たトンネル辺りはコンスタントに渋滞していたので、到着した時点で既に10:30頃になっていました。もう少しのんびりしていたら危なかったですねぇ(^_^;)

F2スタンドからの眺め。

ホームストレートエンド〜1・2コーナー〜S字とかなりの区間が見渡せ、かなりいいスタンドかと。マシンの挙動やドライビング、レースそのものを見たい人にはうってつけですね。座席は下すぎず上すぎず、スタンド中央の通路付近をキープしました。
では、フリー走行でのマシンのショットをご紹介。今年はマレーシアGP観戦時の教訓を生かし、カメラもキスデジ無印キスデジN、レンズも待望のIS付き白レンズ「EF300mm F4L IS USM」にパワーアップしているので、いい絵が期待できるんですね〜(^_^)

どうでしょ。キスデジNでの300mm=35mm換算で480mm程度の長いレンズになるので、全てノートリミングでリサイズしたのみです。勿論、かなり圧縮しているので大分汚くなってしまっているものも多いですが・・・ まあ、そもそもカメラやレンズはパワーアップしましたが、腕が付いてきていないのでどうにもマシンを追いきれなかったり、ピント(基本的にAF。置きピンだと前の人の頭や手の位置が動くため、同じ位置でシャッター切れないので・・・)が今ひとつかっちりきていなかったり・・・ 正直満足のいく仕上がりではないんですが、まあ今までよりはいい写真が撮れたかと思います。ちなみに、マシンが左下を向いているのはS字を走行中のマシンを迎えに行くように待って撮影し、左上を向いているのはレンズを大きく振りながらデグナーに向かうマシンを追いかけるように流し撮っています。

写真の話はこの位にして、久しぶりに鈴鹿で見た生のF1マシン走行の個人的な感想へ。流石にミハエル&フェラーリが一番おとなしくスムーズにS字を抜けていたように感じました。逆にSA06は確かに見劣りするというか、愚鈍な印象はありましたね。暴れているっていうほどの感じではありませんでしたが、左近はS字でステア修正したりしていましたから、タイムが出ないのはもっともかと。意外だったのはBMW。エンジン音がやけにやかましいんですよね。翌日ヘアピンで決勝を観戦した時にもっとはっきり感じたんですが、シフトアップやシスフトダウン時にエンジンががパンパン言わずにバラバラいうんですよね。擬音が下手糞ですが(^_^;) エンジンそのものというよりは、ギアボックスとの連携でロスしているような感じでした。逆に意外と普通だったのがトロ・ロッソ。唯一のV10ユーザーですが、回転数が制限されていることもあるんでしょうか、昔のV8〜V12が混走していた頃のように、エンジン音だけでV10と分かるほどの違いがありませんでした。聞き比べればV10やや高い音がしているなぁっていう位なので、これにはちょっとビックリしましたね。

後は・・・最近はカーナンバーが小さくなっているので、結構同じチームのマシンの見分けが付き難くなってました。琢磨・左近やトゥルーリ・ラルフのようにヘルメットのカラーリングが全く違っていると分かり易いんですが、アロンソとフィジケラのようなパターンは一瞬では判断できなかったりしましたね。 (2007.02.21記載)




3.インターミッション・・・大渋滞


フリー走行を1時間堪能した後、予選は土曜日限定共通エリア券でB1かB2で見ようとF2スタンドを後にし、1・2コーナーの外側を回ってグランドスタンド方面へ向かいました。F2スタンドに来る時に使ったトンネルは間違いなく混んでいるだろうと(^_^;) ちょうどお昼時なので、お店の列や通路が狭くなっているところで多少混雑して動きが悪くなったりしているところはありましたが、何とか進んでメインストレートエンド辺りまで移動・・・ が、ここで完全に身動きが取れなくなってしまいました(T_T) Dスタンド向けの通路から分かれてE・Fへ向かう道が非常に狭いので、ここを起点にした大渋滞が起きてしまったんですねぇ・・・ 鈴鹿でのGP継続にはサーキットの改修が必要なんて言われていますが、確かにコースそのものよりもこの辺のインフラは確かに何とかして欲しいですね。
随分時間を掛けてこの渋滞を抜けたと思ったら、今度はグランドスタンド裏で完全に人の流れがストップしてしまい、最終コーナー方面に進めなくなってました。殆ど様子は分からなかったんですが、何かイベントをやっていて人の流れを寸断していたようです・・・
実はこのタイミングでこの辺のブースを幾つか回ろうと思っていたんですが、かなり急ぎ足でチラッと見る程度で終わってしまいました。HONDAブースではトートバックを頂きましたけどね(^_^)

一応展示してあったフェラーリ。

確かブリヂストンブースだったかと。

F2005かな?2005年向けのF2004暫定マシンであるF2004MとF2005ってそもそもそっくりですし、微妙な感じがしますねぇ 展示台には何故か(F1 248ではなく)F2006って書いてあるんですが(^_^;) これはまた別にご紹介する予定です〜
他にもルノーやホンダ、SAF1、BMW、トヨタ(トヨタはやたら沢山展示してあったような・・・)辺りのマシンは見かけたんですが、とても近寄って見たり写真を撮ったりするような状態ではありませんでしたねぇ・・・

で、どうにかこうにか最終コーナー方面に移動を始めたんですが、グランドスタンド裏〜最終コーナー方面への上り坂がまた殆ど動いていない状態・・・ 本当はB2スタンド辺りまで行ってみたかったんですが、予選開始時刻を考えるととても無理。ってことで、トンネル方面(ここの2又の手前から渋滞していましたが、トンネルへ下る道は割りと流れていたんですね)から入れるB1スタンドにもぐりこみました。この時点でもう13:45頃・・・ 危ない危ない(^_^;)   (2007.03.01記載)



4.予選観戦


ようやく到着したB1スタンドからの眺めはこんな感じ。

最終コーナーが下っている様子が良く分かりますが、ストレート側はフェンスが非常に邪魔でした。流石に午前中より人も増えていました。‘み’が座っていたところには幸いなことに誰も来ませんでしたけどね。

セッション開始直後に飛び出した左近のヘアピンでのスピン→ノータイムに始まった予選。地元で期待のSAF1琢磨はスパイカーのモンテイロを食って20番手を確保したものの、やはり第1ピリオドで敗退・・・ 一方のミハエルは第2ピリオドで1'28"954という驚異的なコースレコードをマークしました。流石にこの時鈴鹿全体がどよめいていましたね。「29秒台に入るかも」なんて言われていたのが一気に28秒台ですから、この時ばかりは本当に引退する選手のタイムかと目を疑いましたね。現地観戦ってこれを肌で感じられるのが良いんですよね〜 流石に第3ピリオドは決勝用のセッティングになりますから、こんなタイムは出ませんが、それでもマッサが1'29"599でポール獲得。ミハエル的にはポールGETする予定だったのかも知れませんが、マッサとの1-2なら大きく変わらないでしょうし。ここまでフェラーリ勢が速い&トヨタがセカンドローを確保したとなると、やはりブリヂストンの力が大きいんでしょうね。
この時点でアロンソは5番手に沈み、どう考えてもタイトル争いはミハエル有利と思われました。フロントローにフェラーリが並び、その後ろにトヨタ勢が割り込んだ格好になりましたから、普通に考えてアロンソにはかなり厳しい展開になるだろうなぁと。実際にアロンソの表情もかなり憮然って感じでしたしね。
それがまさかあんなことになろうとは・・・

ちなみに予選時のショットはこんなもん・・・

正面のストレート側は殆どフェンスの支柱しか写せず、最終コーナー側は長さが足りずに今一歩・・・って感じでしたね。これでも35mm換算で450mm程度はあるんですが・・・ カメラなんかの機材は兎も角、撮影には位置取りも重要ですねぇ ってことで、今回は数枚をトリミングしてご紹介しておきます。

トリミングしたおかげで随分と見栄えが変わりました(^_^;)


この後は名古屋で知人と待ち合わせていたため、予選終了後にさくっと鈴鹿サーキット稲生駅に移動。30分程度電車を待っただけで(ぎゅうぎゅう詰めでしたけど)名古屋行きの快速に乗車、17:00過ぎには名古屋に到着しました。あ、ちなみにこの知人も鈴鹿組だったので、現地で携帯で連絡を取り合う予定だったんですが、殆ど繋がらない状態で、何とかメールを送りあうようになってしまってたんですよね。流石に十万人超えの人が集まっていると携帯もまともに繋がらないってことなんでしょうねぇ

ちなみにこの日の宿はここでも紹介しているようにパレス名古屋。チケット確保の直後、4月中に予約できたビジネスホテルです。立地は太閤通口から‘み’の足で歩いて10分程度。今までは伏見や栄あたりに泊まることが多かったんですが、日曜日の朝早く鈴鹿に向かう時に地下鉄の時間を気にしなくていいように徒歩圏内を探したんですよね。まあ、お値段が安いこともあり、設備や建物はそこそこでしたけどね。  (2007.03.09記載)

その2へつづく