【2009鈴鹿 F1 日本GP観戦記 その7


1.サーキット探検

決勝日はどう考えても混雑するのがわかっているので、この日しかサーキット内を見て回ることが出来ないだろうと考え、少し回り道をしてみることにしました。

C2スタンドを離れ、S字をマシンの走る方向にあわせて西方向に進み、まずは気になっていたエクストラビューエリアのひとつをチェック。

S字裏側の様子。この辺は余り以前と変わっていないかなぁ

コースが見えないようになっているのが一番の違いかも。
これがS字に設置されたエクストラビューエリア。
そこからコースを望むとこんな感じ。。

基本的に今年は全席指定なので、他の場所でも観戦できるというエリアなんですが・・・ 場所取りは禁止で立ち見なので、セッションを通して長く見るということではないようですが、この辺って以前は自由席(席というか丘)だった場所のはずですし、スペース的にもせいぜい数十人しか入れなさそうなこじんまりとした空き地って感じだったんですよね。確かに指定席以外でも観戦できるのは魅力ですが、この規模&レベルでは積極的に活用できるようなものではなかったかなと。折角全席指定にしているんであれば、誰もが指定席料金を払っているんですし、コースが見える場所の目張りをなくして好きに見させるとか、売り切れなかったスタンドのチケットを安く追加販売するとか、以前のように特定日だけそのスタンドに入れるようなチケットを用意するとか・・・そいう取り組みの方が見る側としてはありがたいですね。特に決勝日当日はチケットの販売自体をしていなかったはずですし、空席のあるスタンドを上手く活用してくれれば見る側も見せる側もハッピーだと思うんですけどね〜 まあ、今年は極端に空いていたからこんなことも出来そうに見えたんでしょうが・・・ ちなみに今年は金曜日が3.1万人、土曜日が7.8万人、日曜日が10.1万人の計21万人程度の観客だったそうで、2006年の混み具合(3日間で36.1万人、日曜日は16.1万人)からは考えられない程ですから、興行的には不調だったんでしょうけどね・・・・ F1自体の人気が低迷していることもあるんでしょうが、富士が2007年に悪さをしているので、それでファンが離れた部分は否定できないような気もするなぁ・・・

さて、愚痴はこの位にして・・・ その足でデグナー辺りに用意された「オアシス」に行ってみました。オアシスとはその名の通り、飲食店やショップが集まり、軽食を座っていただけるような大きな屋根のあるスペース&テーブルが用意されているサーキット内でほっと一息がつけるオアシスのような場所ってことですね。

これがオアシス。それっぽいノボリが上がっていました。
’み’はこのオアシスにしか行きませんでしたが、サーキット内に何箇所か用意されていたようです。

今までの鈴鹿ではこういう場所って無かったですし、雨が降ったらもう逃げ場も無いのが当たり前だったんですが、ここは流石に鈴鹿(というかホンダ)、2007年の富士を反面教師として、更には2008年の富士を参考にしたと思われる設備でしたね。実際に雨の振った金曜日には使う機会がありませんでしたが、屋根があるのと無いのとでは大違いですから、ちょっと感心したと言うか、観客のことを考えてくれているんだなぁとちょっと感動的ですらありましたね。

ということで、折角のオアシス、‘み’もその恩恵に預かってみました。お昼を食べていなかったこともあり、オアシス内を物色し、ちょっと珍しそうな「横手焼きそば」を頂きました。最近流行りのB級ご当地グルメですが、「なぜ鈴鹿で横手?」とかの突っ込みは不可(^_^;)

購入したのはこのお店。「和商」と書かれていたような。
これが横手焼きそば。

一番スタンダードなタイプ(ベーコンとネギかが入っていない)で700円程度だったかと。

お味の方は・・・

う〜〜〜ん・・・ まあ可もなく不可もなく。確か目玉焼きが乗っているのが横手焼きそばの特徴って目玉焼きと福神漬けだったかと思いますが、まあそれだけかなぁ(^_^;) 量的にもちょっと少なくてかなり割高な感じが・・・ まあ、鈴鹿は富士と違って飲み物も定価(缶が120円でPETボトルが150円とかの設定)でしたし、観光地と思えば全体的には良心的なお値段だとは思いますけどね。

さて、余り長居をすると帰路が心配になるので、ここからは西コースには向かわずにトンネルを使ってGPスクウェア方向に戻りました。

オアシスからコースをくぐるトンネル入り口の様子。

16:30過ぎの時点で前夜祭の行列がここまで伸びていました。

入れない可能性もあるようなアナウンスをしていたので‘み’は前夜祭はパスしましたが、結局もっと先の方の人までV1・V2スタンドには入れたようですね。

トンネル内部。舗装もしっかりされていて好印象。

以前はこのトンネルってもっと狭くて渋滞していたように記憶していますが、随分改善されているようでした。

トンネルの出口辺りの様子。写真では分かりませんが、ここも綺麗に舗装されていて良い感じです。

道幅も広くなっていたかと。

まあ、このトンネル辺りはどう転んでも決勝後の混雑は避けられないと思いますが、以前に比べれば十分ましになったのかと思いますね〜



2.名古屋へ

この日は流石に津には宿が取れず、名古屋泊まりだったんですが、帰り方を余り考えていなかったんです。何もなければ鈴鹿サーキット稲生駅から帰るつもりだったんですが、GPスクウェア方面に出てきたこともあり、この辺りがかなり人で溢れていたので、白子行きのバスを使って近鉄で帰るのもありかと思いつつ遊園地方向へ抜けてみました。白子行きのバスは遊園地の外れの方の臨時駐車場から出ているような案内だったので、そこに向けて歩いていると、白子行きのバス乗り場の手前辺りで名古屋直通のバスがある案内がされていました。三重交通のF1 EXPRESSという企画らしく、決勝日も含めて事前予約も受け付けていたようですが、当日申し込みもOKとのことで、料金は2,500円。ちなみに白子行きは380円、白子から近鉄特急を使うと1,670円。鈴鹿サーキット稲生〜名古屋は1,050円なので、直通バスはどう考えても割高にはなりますが、駐車場から空調の利いた指定席にいきなり座れるのは何より大きいかと思い、そのまま誘われるようにバスに乗ってしまいました(^_^;)

その頃の夕焼けの駐車場。

奥の人だかりが名古屋直行のバスに乗る人の群れ。

唯一のネックは時間が読めないことで、「去年の実績から2時間30分程度は掛かる。高速道路のETC割引1,000円の影響で時間が読めない。」とのことだったんですが・・・ 実際には殆ど混雑することもなく、鈴鹿インターから東名阪に乗り、スムーズに1時間45分程度で名古屋駅の太閤通口に到着できました。流石に決勝日はこうスムーズには行かないでしょうが、電車の特急とは違って予約していても「何時のバス」とかの指定ではないので、F1観戦時の帰路のオプションとしては大きいですよね。多少贅沢な感じもしますが、これはちょっと侮れませんね〜

ということで、この日は名古屋駅の中で食事を済ませ、そそくさと宿へ。名古屋だとひつまぶしとか味噌煮込みうどんとか手羽先とか・・・いろいろ名物が思い浮かびまずが、このとき頂いたのはこちらで紹介していますので、よろしければ見てやってください。ちなみに宿は2006年観戦時と同様パレス名古屋。駅から10分程離れている&余り新しくないのが難点ですが、その分素泊まりで6,000円弱(値段失念しましたが5,800円とかだったかと思います)とこの時期にしてはリーズナブルなのでリピートしてみました。

今思えば日曜日の朝はもう少し遅くても良かったような気がしますが、そこそこ早い予定だったのでこの日はそそくさと就寝〜
    (2010.02.27記載)

その8につづく