【ドイツ紀行11】
2005/10/26 Wed. Vol.2 |
さて、話がそれましたが、食後にはまたバスに乗り込み、ミュンヘンへ向かいました。ちょうど夕方で道路が混み始めていたこともあり、おおよそ1.5時間ぐらいかかったかと思います。
ミュンヘンで最初に訪れたのはルートビッヒ2世が生まれた「ニンフェンブルク城」。訪れたと言っても、既に見学時間は終わっており、建物の中には入らず、外から眺めただけなんですけどね。
で、このニンフェンブルク城ですが、17〜18世紀にかけて建てられたバロック様式&ロココ様式の城だそうで、バイエルン国王が王制崩壊(1918年)まで避暑用の別荘として使っていたんだとか。・・・というよりはリンダーホーフ城なんかと同じ話で宮殿と言った方が良いかもしれませんけど。珍しく第二次世界大戦の被害を受けていないんだそうです。「ニンフ=妖精」の名の由来は、入り口ホールにニンフのフレスコ画があるからなんだそうですが、残念ながらこれは見られなかったんですよね〜
敷地内に建物が点在しているようでしたが、庭園?内を10分ぐらい歩いただけなので、正直よく分からなかったですね(^_^;)
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駐車場側からの様子。 かなり広々としていました。 |
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庭園?側の様子。 もちろん彫像は冬支度済。 |
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建物に寄って見ると、 「宮殿」らしい装飾が見られました。 奥の建物が下の写真の・・・ |
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1845年にルートビッヒ2世が生まれた建物だとか。 2階の一番右の部屋・・・だったかな? |
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ここも黄葉の時期でした。 水面に映って綺麗でしたよ〜 |
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池を優雅に泳ぐ白鳥。 |
ちなみにこの3枚目の写真の左下の方には無料のトイレがあり、‘み’も使ったんですが・・・ ここにあるエアータオルからは無茶苦茶熱い熱風が出ますので、要注意です。火傷しちゃうような時って熱いのか冷たいのか一瞬分からなかったりすることがありますけど、それに近かったですね。日本のちょっと弱めでヌルイものだと思っていると痛い目を見るかも知れません(^_^;)
で、またバスでミュンヘンの中心部へ移動しました。流石に街中はそこそこ混雑してノロノロになっちゃいましたけどね。あ、バスの中で添乗員さんがお話されてたんですが、ドイツの人は家(日本でいうマンションとか)の窓をいつもピッカピカに磨いているんだとか。で、窓を見るとそこに住んでいるのがドイツ人かどうか分かるんだそうです。勿論100%じゃないでしょうが、勤勉な国民性が出てるんでしょうね。
バスの中からの様子。PC101K録画からのキャプですけど。
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ミュンヘンの街並み |
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レーベンブロイの本社 |
で、バスはレジデンツ宮殿近くのターミナルに到着。
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ターミナルの様子。 左手奥が旧市街。 |
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ターミナルの一角にある、 バイエルン国立歌劇場。 |
ここからは徒歩で旧市街、(例によって)マリエン広場へ移動しました。ものの数分ですが、今まで田舎町にいたのが急に結構都会に来てしまってちょっとびっくりでしたが(^_^;)
で、マリエン広場で一番目に付くのが新市庁舎。
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新市庁舎のショット |
ご覧の通りゴシック様式の建物。毎日11時に(夏場は12時と17時も)仕掛け時計が動くそうですが、確か間に合わなかったような・・・ ほとんど記憶がないんですが・・・(^_^;)
実はこの後ホフブロイハウスで酒を飲むことになっていまして、キスデジNとDVカメラ101K双方を取り回すのがちょっと気になったんで、101Kをバスに残してきたんですよねぇ・・・ ってことでこの付近の様子も残念ながら動画は残っていません・・・
あ、本当は塔の上にもエレベーターで上がれるんですが、例によって時間外で上がれませんでした。この時期のドイツは17:00とかになるとかなり暗くなって来ますからねぇ
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その他付近の様子。 これはマリエン広場の一角。 |
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多分聖ペーター教会と思われる建物。 |
で、そのまま数分歩いて「三越」へ。一応今日が外でお土産なんかをちゃんと買えるラストの日なので、免税でお土産が買えるここへ集団できたような感じです。
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三越の看板は結構いい感じでした。 |
上記のように一応はお土産購入タイムなんですが、勿論どこで何を買ってもOKでしたから、1時間30分程度の自由時間が出来たってことに。こうなると本当は観光したいところなんですが、この日は自由になる時間がほぼゼロのはずだったので、ガイドブックすら持って来ていなかったですし、別途お土産を買う予定も合ったので、まずお土産を購入する事にしました。
三越はサクッと冷やかし程度に(何も買わずにマイセンとかをチラッと鑑賞した程度)済ませ、歩いて5分程度のところにある「ダルマイヤー(Dallmayr)」という現地のお肉屋さん(正確にいうとお肉屋さんがやっているちょっと単価が高めのスーパー)へ向かいました。‘み’はダルマイヤーって良く知らなかったんですが、Dallmayrってドイツの食ブランドで、肉やソーセージ、紅茶やコーヒーなんかが有名なんだとか。日本でも高島屋なんかに出店されているようで、お歳暮なんかにも使われるようですね。
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ダルマイヤーの看板。 ここが本店なんだそうです。 |
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店内の様子。 ここら辺はデパチカのイメージですね。 |
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チョコレート売り場。 お土産にはピッタリかと。 |
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ここはコーヒーや紅茶の売り場。 おねえさんを撮ったのではなく、 実際に天秤で量っていたのが珍しかったですね。 |
ちなみに、流石に店内でフラッシュをたくのは恥ずかしかったので、ここでもキスデジNのISOを1600まで上げて手持ち撮影しました。結構ぶれずに撮れるモンですね。ここではコーヒーやチョコレートをそこそこ購入(肉の類は基本的に日本へ持ち込めませんからね〜)し、お土産の準備もOK。で、集合時間まではまだ30分位残っていたので、少しでも観光することに。ただ、もう18:30近いので、外はほとんど暗くなっていましたから、景色や施設とかを見るというよりは街の雰囲気を眺めたりする程度だったんですが・・・
ダルマイヤーの2Fからも見えていたツインタワー(ダブルたまねぎ)のフラウエン教会にいってみることにしました。ここは15世紀に建立された後期ゴシック様式の煉瓦造り教会で、南塔にはエレベーターで上れるらしいんですが案の定時間外(^_^;) ってことで内部をウロウロしました。
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外観。 写真は補正してますが、 実際はほとんど真っ暗・・・ |
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主堂の様子 |
実はこの教会の地下にルートビッヒ2世のお墓があると思いっきり勘違いし、結構内部を彷徨ったんですが、あったのは普通の地下墓地でした。
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地下墓地の様子 |
「普通」なんて書きましたけどこんなところに入るのも、勿論シャッターを切るのも初めてなので・・・ 写真だと突き当りしか写っていませんが、通路の左右もず〜〜〜っとこんな感じなんですよね。この旅行で一番インパクトがあったかも・・・ ちなみに正面のお墓の墓碑銘が「SHUBERT」。これって‘み’でも名前ぐらいは知っているあのシューベルト・・・かと思ったらファーストネームが違いました(^_^;)
ガイドブックを持っていたらちゃんと聖ミヒャエル教会(距離的にははそんなに離れていませんでしたからねぇ)の地下にあるルートビッヒ2世のお墓にたどり着いていたかも知れませんが、まあ後の祭りですねぇ・・・
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この頃の 街の様子。 もう完全に 夜景ですね。 |
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ライトアップされた新市庁舎。 この写真(特に上の2枚)も 明るくしてあります。 |
フラウエン教会のショットも含めて、かなり明るくなるように撮影した&補正もしたので、結構明るい印象をもたれるかも知れませんが、実際に肉眼で見るとこんなに明るくないんですよね。19:00前のこの時期のミュンヘンははっきり言って夜でしたね〜
で、集合場所の三越に戻りました。買い物がここだったこともあって三越に集合したんですが、この後酒を飲むのが三越のはす向かいのホフブロイハウスですから、まあ理にかなってますね。
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ホフブロイハウスの外観 (これは自由時間に入るときのショット) |
ここではツアーにセットされているドリンクとしてビール1Lをいただけるんですが、嫁さんはほとんど飲めないのでソフトドリンクに変更してもらい、改めてホフブロイハウスへ。一応余り酒を飲まない‘み’でも名前を知っているぐらい有名なホフボロイハウスですが、事前に評判をWEBで調べた感じとしては、「ガラが悪く、地元の人はほとんど行かない」とか「外国人は専用のフロアにひとまとめに押し込まれる」とか、余りいい感じの情報が無かったんで、ちょっと気になっていたんですが・・・
実際、‘み’グループは3Fに通されました。3Fは入り口にモギリっぽい人がいて添乗員さんがチケットを渡してましたし、実際に外国人ばかりだったようで、押し込まれたかは兎も角、噂は本当のようでした。
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3Fの様子。 |
かなり大きなホールで、満席になれば数百人単位で入れるような感じでした。実際にはバイキング形式の食べ物が乗ったテーブルや、前方のステージ、中央には広めのスペースなんかが確保されていましたが、座席としては400程度・・・だったかと思います。まあ、少なくとも押し込まれている印象はありませんでしたね。
で、まずはお皿に食べ物をGETしに行きました。列に中国系のひとが割り込んで来てむかつくことにはなりましたが、彼らはいつもあんな感じなので「またか・・・」位に思って軽く受け流し(海外に出る度にこんなことがあるような・・・クアラルンプールでも傍若無人振りを遺憾なく味合わせてもらいましたしねぇ・・・)、テーブルに戻ると・・・
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1Lの特大ジョッキ&ドイツ飯 壮観ですね〜(^_^) |
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ドイツ飯のアップ。 味は・・・ |
ってことで早速乾杯していただきました。ビールは例によって美味いので、‘み’もまあ1Lぐらいは大丈夫だろうと(^_^;) ただ、食べ物は逆にしょっぱかったりしてお世辞にも美味いとは言い難い代物でした・・・ まあ、安目の飲み屋のおつまみぐらいに思っていればがっかりすることもないかとは思いますが、これはちょっと残念でしたね。野菜やズッペ、定番のソーセージにケーキ類など、かなり沢山種類があっただけに残念でした。
ステージでは常になんかしらイベントというか出し物が行われていて、にぎやかなことこの上なかったですね。演奏なんかが始まると会話すらままならないぐらいでしたからね〜
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歌系のイベントが多かったですね。 |
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後はダンス系も。 |
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お客さん参加のイベントもありました。 丸太をのこぎりで早く切り落とす競争とか。 |
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Amazing Graceをトランペットで演奏するおじさんとか。 |
途中からはお客さんがホールに出て走り回ったり歌ったり踊ったりのお祭り騒ぎに(^_^)
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老若男女や人種の壁を超えたお祭り〜!! |
ちょっと荷物が心配だったんですが、「同じあほなら踊らにゃ損」ってことで、酒が入っているにも関わらず‘み’も走り回ってきました〜
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各国を代表するような歌を歌いながら 国旗を揚げるようなイベントもありました。 |
ちなみに日本の歌は「スキヤキ」、イタリアは聞いたことのあるカンツォーネでした。これって多分3Fの外国人フロア専用でしょうね〜
なんかビアホールっていうより大イベント小屋って雰囲気でしたね〜 食べ物は美味しくなかったですが、それを割り引いても前評判のような悪い印象は受けませんでした。正直なところ楽しかったですね〜
ホフブロイハウスを21:30頃後にし、いつものようにバスでホテルへ向かいました。この辺がツアーの楽なところですね。で、この日の宿は・・・ 実は前の晩と同じ「POSTHOTEL」。1時間程度掛けてガルミッシュ・パルテンキルヘンに戻ったんです。本当はミュンヘンに確保したかったらしいんですが、どうにも押さえられなかったそうで・・・
なお、ツアーの当初からバスの運転手を務めてくれたハンスさんとはこの日のホテル到着後にお別れでした。翌日は空港までまた戻る感じになるので、最終日も同じバスかと思っていたんですが・・・ 気さくでやさしいいい感じの方でしたし、ちょっとお名残惜しい感じでした。ちなみにハンスさんはバスの中で1本1ユーロで500mlのエビアンを売ってくれてた(多分大量に購入して小売しているので多少のマージンはあるのかも知れません。)んですが、最後に1本頂きつつ、1ユーロ多くお渡ししました。まあ、はした金かも知れませんが、気持の問題ですね。 ハンスさん、ありがとうございましたm(__)m
あ、別れ際に「船の名前は『ルドルフ』だったよ。氷山も無かったし。」って(片言の英語で)いっときましたけどね〜
次の日の朝がやや遅めで、空港に移動するだけだったこともあり、ホテルの部屋で一息ついてから、仲良くなった2組のご夫婦と、この3組の中では一番リッチなお部屋に集まって住所交換&雑談など楽しみました。何枚か写真を撮ったりしていたので、これを送りあったりしましたが・・・ あ〜、「近いうちに会いましょう〜」とか話してて全然会えてないですねぇ
万歩計カウント:19436