【ドイツ紀行2】

 

2005/10/22   Sat.  Vol.1

この日はホテルで朝食を摂り、7:35に集合してバスで出発。ライン川下りへ向かいました。簡単に「朝食」と書きましたが・・・ 基本的に行程を通してバイキング形式だったんですが、ここではパンやシリアルに始まってハム・チーズ類・ベーコンやソーセージなど暖かいものまで、一通り揃っていました。最初だったこともあり特に気にならなかったんですが、今振り返ってみるとこの時の朝ご飯が一番充実していたような気がします。基本的にドイツの朝飯では暖かいモノはあまり出てこないようで、日本人的にはちょっと寂しいように感じます。その分ハムやチーズ、パンはかなり色々な種類があって、この辺の組み合わせだけでも十分に楽しめましたね。個人的にはドイツパンって結構お気に入り。特に白い丸っこいヤツがお気に入り。黒くて外側にナッツ類(かぼちゃの種とか)がくっついているヤツも中々いけました。あ、基本的に外側は固いので歯の弱い方は要注意ですが(^_^;) この辺は流石にパン食中心の国、かなり長い歴史があり、このパンに色々な味を付けて来たりもしたようです。日本に色々な米のブランドや炊き方とか味付けがあるようなものですね。
この後、旅行中の飯を随時紹介していきますが、「ドイツの飯はマズイ」ってことも無いように感じました。食べたものや店にも拠るんでしょうし、好みもあるかとは思いますが、毛嫌いするような代物では無かったですね。ただ、全体的に塩辛いのは否めないですし、ジャガイモと肉中心なのも事実。これってビールとはばっちり合うんですけどね(^_^;)

飯ネタを随分引っ張りましたが、バスはアウトバーンに乗り、フランクフルトの空港をかすめてライン川クルーズ出発点の町リューデスハイムへ向かいました。この日は残念ながら小雨模様で、気温も10℃程度と低かったので、ほぼ真冬に近い格好(嫁さんはロングコート・‘み’はファーつきのジャンパー)をしました。船の上はもっと寒いと思われましたしね。基本的に同じバスでの移動なので、観光に持っていかないバスに荷物を置いておけますから、この手の上着なんかを持っていくか悩むようなときは非常に便利ですね〜
で、フランクフルトからリューデスハイムまでは一時間強程度で到着しました。

船着場あたりの様子はこんな感じ。

下流を向いて街-道路-線路-ライン川って感じで、こじんまりとした印象。駐車場なんかがあるわけではないので、道路わきにバスを止めて下車しました。

この街のこの道は「つぐみ横丁」といわれているそうで、お土産屋さんやレストランなんかが集まっていて中世的なカラーを醸し出していて良い感じでした。

「つぐみ横丁」の様子

川方面から見上げた感じ
同じく「つぐみ横丁」。

これは上と同じ道を坂の上から見下ろした感じ

まあ、船の出発が9:15で、船着場(この小道からは100m程度上流側)への集合が9:00だったので、せいぜい10分程度散策しただけなんですけどね。

乗船した船はこれ。船名は「ローレライ」ですね。

結構大きいしっかりした船でした。船名や定員は不明ですが、1F?の窓のある層はレストランやトイレなんかがあり、そこそこ綺麗な印象でした。ちなみにトイレは無料(寄付っぽい箱はありましたけど)。あ、ドイツでは公衆トイレって基本的には有料なので注意しましょう。大体30セント〜50セントが相場だそうです。まあ、‘み’はキャパがでかいのでそんなにトイレに行く機会も無く、有料のトイレを使う機会はありませんでしたけどね(^_^;)
話を戻しますが、船のデッキは中央部分にしか屋根が無いので、小雨模様の天候で景色の良い外側に陣取る(プラスチックの白い椅子を自由に置けるようになっています)と‘み’のように慌てて屋根の下に移動するようになるので要注意ですね〜

ここから約2時間半、ライン川をクルーズしながら下流へ向かいました。船のタイムテーブルなんかはこの辺でどうぞ。

その間の風景を少々。

上でも書いたように、この日は小雨模様。中盤から終盤ではそこそこ雨も上がったりしたんですが、特に序盤は結構大粒の雨も降るような状態でした。雨とはいえ昼間ですから、特に意識していなかったんですが、実はかなりの曇天で、写真を撮影するには光量が不足気味だったんです。短いレンズで撮るならそれでもまあ十分なんですが、船の上から18-200mm(銀塩換算ではx1.6)の望遠で岸の山の上にあるお城なんかを単独で撮ろうとすると、シャッタースピードが稼げず(絞りを開放気味にしても1/30前後程度)、けっこうな手ぶれ写真を連発(T_T) しかも、船そのものが動いているのでどんなにしっかり構えてもNGという罠・・・ 途中で気が付いてISOを800まで上げたりして対応しましたが、ちょっと危なかったですねぇ
特に特定の舷側にお城なんかが偏っているようなことはありませんでしたが、有名な「ローレライ」は川を下る進行方向に向かって右舷になりますので気になる方は右舷キープがいいかも。

これがローレライ。

ただの岩山といえばそれまでのような・・・

下のほうに見える白いプレートに

「LORELAY」って書いてありました。

確かに川幅は狭くなってました。

川幅が狭かったり(昔は30mだったようです)、きつくカーブしていたりすることで昔は難所だったらしいですが、実際に通ってみると今はなんていうことは無いデカイ岩でした(^_^;) ちなみに、岩を過ぎた直後の右手、中州?に乙女の像があったそうなんですが、‘み’は思いっきり見逃しました・・・ 嫁さんはしっかり確認したみたいですけどねぇ
あ、ローレライといえば、日本で同名の映画がありましたが、あれは非常によろしくなかったですねぇ・・・ 感想はこの辺にアップしてありますのでよろしければどうぞm(__)m

大半の観光客はこのローレライを過ぎた直後に下船するんですが、我々はもう少し先のボッパルトまで行きました。その間、船のレストランでランチを頂いたんですが・・・

デカッ(^_^;)

豚の関節だそうですが・・・ 写真では分かりにくいかと思いますが、‘み’の肘関節よりは明らかにデカイ。流石に膝関節程は無いかったですが・・・ 付け合せは当然のようにジャガイモとザワークラウト。付け合せの量も半端じゃなかったですねぇ・・・
これは旅行の費用に含まれているので値段は分かりませんが、このサイズは尋常ではないかと・・・ 初っ端の食事がこれで、添乗員さん曰く「こちらではこれが普通」みたいな話だったので、この先がちょっと思いやられるなぁ・・・なんて後でバスの中で思ったんですが、取り敢えず食事を残すのが嫌いな‘み’はガツガツ行きました。イモとキャベツは兎も角として、肉は外側がカリッとしていて中はジューシーで柔らかく、ぺロッと・・・行ける訳無いです(T_T) 流石にこれはデカ過ぎます・・・ 現実的には外側の皮はゲンコツせんべい並みの硬さで、満足に噛めない上かなり塩辛く、ほとんど手(実際は口)が出せない状態で(中の身の部分はそこそこ柔らかくておいしかったんですが)、付け合せだけでもおなか一杯になるほどの量だったの上、もともと食事の時間は1時間弱しかなかったところへ、川の水量が少なかったことでゆっくり水深の確保できるところを選んで進んで来たとかで、船が10分強程度遅れていたり・・・ 悪条件が重なって残念ながら完食できず・・・ う〜ん、もったいない・・・
ちなみに、巨大関節の前に出たスープ(ドイツ語では「ズッペ」)と巨大関節の後に出たデザートはこんな感じ。

チキン系のスープ
デザートはムース
別料金のドイツビール。2.4ユーロ也。

ズッペはかなり塩辛かった(嫁さんが飲めないほど)ですが、味は悪くなかったかと。デザートもまあまあだったかなぁ ちょっと印象が薄いんですよね。いや、巨大関節のインパクトが凄すぎて(^_^;)

船を下り、直ぐそばで待ってくれていたいつものバスに乗り込み、次の観光地ハイデルベルクへ向かいました。