【その1 インストールドライブ】

 

さて、まず最初に自分のR60のHDD構成を考えます。R60パワーアップ編7の表の通り、現在では

下のようになっています。

マザーボード ATAボード
プライマリ セカンダリ プライマリ セカンダリ
マスター スレーブ マスター スレーブ マスター スレーブ マスター スレーブ
空き 空き RICOH 空き Maxtor 空き Seagate(New) IBM
DVD/CD−RWドライブ 61GB 28GB 30GB

ドライブレターとそれぞれの用途はこんな感じです。

Maxtor61GB Seagate28GB IBM30GB
C:5G
Win98起動
D:56G
ギガポケ用
E:28G
特定用途なし
F:20G
特定用途なし
G:10G
MP3や画像データ

ここで、Win2Kをどのドライブにインストールするか検討します。

a.現行の起動ドライブCに98Seと共存させる。

b.丸々空いているEドライブをWin2K用にしてしまう。

c.Maxtor61GBの中に新規パーテーションを作成し、そこにWin2Kをインストールする。

可能性のある選択肢は上の3つです。Seagateが空いている以上、IBMに手を付ける意味はありません

し、ギガポケには‘D’というドライブレターが不可欠なので、ここにWin2Kは入れたくありません。

で、最初は b.にするつもりでした。もし上手くいかなければHDDごと外すとか、フォーマットするとかで

元に戻ると思っていたんですよ。でもよくよく情報を集め、無い頭で考えてみると、ブートレコード(?)から

変わってしまうのでHDDを取り外しても元には戻らないはず・・・。だとすると b.はあまり意味がない

ことになります。逆にWin2Kでギガポケを作動させることを考えると、今の‘D’ドライブがそのまま‘D’に

なってくれていた方が何か都合が良さそうだなあ。 b.はこの時点で却下、‘ハイ消えた’。

で、残った a.と c.ならどう考えても c.の方が安全なはずですよね。

というわけで、現状の‘D’ドライブの容量を少々削って新規パーテーション‘E’を作成し、そこにWin2Kを

インストールすることに決定しました。

そこで以前使用した‘PartitionMagic’を使用して現行‘D’ドライブをちょっと削り、ドライブ構成を以下

のように変更します。‘F’以降のドライブレターは自動的に一つずつ繰り下がっています。

Maxtor61GB Seagate28GB IBM30GB
C:5G
Win98起動
D:51G
ギガポケ用
E:5G
新規作成
F:28G
特定用途なし
G:20G
特定用途なし
H:10G
MP3や画像データ

基本領域はCドライブのみです。

ここで、新規作成Eドライブのファイルシステムを併せて検討してしまいます。私も今ひとつ分かって

いないので、詳しくはここを参照していただきたいのですが、簡単に言うと

・FAT32(ファイルアロケーションテーブル):Win98で使用されるファイルシステム
・NTFS  (ネットワークファイルシステム) :W2Kで使用されるファイルシステム

 堅牢性や安全性はNTFSが上
 W2Kはいずれのシステムにもインストール可能
 W2Kからはどちらのファイルシステムも使用できるが、Win98からはNTFSが使えない(見えなくなる)
 W2K上のギガポケはNTFSシステムで作動させるべき(by
VCL)だが、作動しないわけでもないらしい

ということのようです。個人的に‘D’Win98Se上のギガポケでも使用したいので、これは自動的にFAT32

に決定します。加えて、同一HDD内に共存させる以上、NTFS側だけの安全性が向上するのか果たして

疑問だったため、敢えてWin98Se側からEドライブを見えなくする必要も無いだろうと考えました。

(まあ、システムファイルなんかをいじくれてしまうというリスクは残りますが・・・)よって、EドライブもFAT

32にしてみることにします。これで受け側のHDDは準備OKですね。