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【R60 パワーアップ編 その2】

 

1.CPUを物色する。

R60の標準搭載CPUはCeleron466MHzです。発売当初はそれなりのモノだった

はずですが、既にデビューから約1年半を経過し、‘型落ち’の感は否めません。

最近では1GHzとか1.5GHzなんてモノも見かけるようになってますからね。

ただ、イタズラにクロック周波数の大きなモノを選んでも駄目なはずです。いくら素人でも

そのくらいはわかっているつもりです。そこでちょっとお勉強を・・・サイトをさまよったり、

雑誌を読み漁ったりしました。

で、おおよそ以下のようなことを予備知識として吸収しておきます。

 

【インテル?AMD?Celeron?Pentium?】

今回関連しそうなのはインテル製CPUのみ。AMD製のアスロンやK6などは無視します。

インテルCPUでは、Celeron、PentiumVがR60には合うらしいです。

要するにマザーボードがCPUに対応している必要があるので、最近見かけるPentium4

なんてモノは自動的に対象外になります。ここで、CeleronとPentiumVなんですが、

キャッシュメモリ等が根本的に違っているそうなので、同じクロック周波数ならPVの方が

性能は上です。というわけで、PVに狙いを定めることにします。

【FSBって?】

‘フロントサイドバス’の略だそうです。‘CPU・メモリなどが接続されている通り道’のこと。

ただ、一般的にFSBというと、FSBそのものではなくそのクロックスピードを指すそうです。

もちろん数字が大きい方が高速。R60のFSBは66MHz。PVには100MHzのものと

133MHzのものがある様です。ちなみに133のPVの型番には、その最後に‘B’が

付きます。100の場合は何も付きません。

【カッパーマイン?カトマイ?】

CPU内部のトランジスタの間隔を示す‘プロセスルール’がPVでは‘0.18μ’と

‘0.25μ’の2種類あり、前者をカッパーマインコア、後者をカトマイコアと言うらしいです。

前者の方が、CPUを小型化できるため、発熱・速度・電力消費など、全てにおいて

良い事づくめの様です。ということは、当然カッパーマインが欲しいところですねえ。

ちなみにカッパーマインPVはその型番の最後(上述のBの前)に‘E’が入ります。

但し、同一クロック周波数でカトマイが存在しない場合には‘E’は付きません。

【スロット1?ソケット370?】

マザーボードにCPUを接続する方式。スロットはマザーボードに垂直に(ちょうどメモリ

モジュールを挿すような感じ)CPUを挿しこむようになっています。ソケットは足が一杯

生えたCPUを、マザーボード上のこれまた穴が一杯あいた文字通り‘ソケット’に水平に

挿しこむタイプです。FCPGAなんていうのも形状的にはこちらのタイプです。私のイメージ

的にはソケットの方がCPUっぽいですね。スロットは巨大メモリみたい・・・。なお、R60の

Celeronはスロットタイプのものですが、今後はソケットタイプが中心になるらしいです。

なお、スロット用マザーボードにソケットCPUを接続する手段として、間に‘スロケット’と

言うものを挟む方法があります。通称‘下駄’。これにはFSBや電圧の設定などが必要

らしく、(値段的には数千円でしたが)筐体内のスペースも気になるので、できれば

使用しない方が安全でしょう。

【R60のマザーボード】

詳しくはわかりませんが、‘P2B−AE’というものらしいです。良く見ればマザーボードに

プリントされてました。ただ、本来このタイプは‘ディップスイッチでFSBを変えられるもの’

らしいのですが、R60ではその部分がない状態になっているようです。で、その代わりに

BIOSでPVを認識してくれるそうです(BIOSのアップデートをしないと駄目ってこと

ですね。VAIOのサイトを参考にアップデートしておきましょう。最新版は3004Uです)。

さらに都合の良いことに、PVスロット1を挿すと、自動的にFSBが66MHzから100MHz

に変更されるそうです。これだけでもずいぶんなパワーアップになります。

但し、FSB133MHzには非対応とのこと。FSB133のCPUを使ってもFSB100として

しか動かない(要するに本来の性能は発揮できない)そうです。

 

ここまで来れば狙うCPUはほぼ確定です。スロット1のPentiumVカッパーマインコア、

FSBは100MHz。クロック周波数はお値段次第で検討でしょう。ラインナップ自体は500

MHz〜1GHzまである様です。

ここで値段とともに気になったのが、いくつかのサイトで見かけた‘PV700は差し替えた

だけでOKだった’という情報と、‘PV800を認識しません’という書きこみ・・・

理論的には1GHzでもいけるはずなんですが、動かなかったら洒落にならないのでここは

手堅く700HMzをGETしましょう。2000年12月の価格はリテール品で2万円位ですね。

この手の商品の価格を調べるには価格.COMが非常に便利です。 ・・・で、

今回GETしたPV700MHzです。これまたオークションで17000円。

リテール品なのでFANも付いています。FSB100です。

(この写真は大きくなりません)

品物の写真を撮り忘れてしまったので外箱の写真です。現物は‘FAN付巨大メモリ’の

ような物です。裸CPUのみのバルク品も流通していますが、この場合にはCPUに合った

冷却ファンを別途用意する必要があるので素直にリテール品を選びます。R60のもともと

のCeleronには冷却FANではなく黒色のヒートシンクがついていましたが、さすがにPV

では冷却FANはあった方が良いようです(これも写真が無いんです)。

 

2.実作業に入りましょう

まず、いつものようにVAIOちゃんをバラします。メモリ増設の時と手順は一緒です。

なお、例によって電源BOXはお邪魔なので外しましょう。

するとメモリスロットX2に対して水平に、もうひとつ大きなモジュールがマザーボードから

生えているのが分かるかと思います。大きな黒い剣山を背負っているパーツですね。

これこそがCeleron466です。と言うわけで、まずこいつを外します。

モジュールの左右に黒いプラスチックのストッパーのようなものがありますので、この

ストッパーとモジュールの間に細い棒状のもの(サイズ・材質から竹製の耳掻き等がよい)

を挿しこんでロックを外します。後はまっすぐ慎重に引き抜くだけです。

次にPVを空いたスロットに挿しこみます。ほんとに大きなメモリを挿しているような感じ

で簡単です。当然ちゃんとロックされるまでしっかりと挿しましょう。

これがマザーボードに挿さった状態のPV。ちょうど電源BOXの真下のあたり。

黒い直方体が2つ重なっていますが、手前がCPU本体、奥がリテールFAN。

さて、その後FAN用の電源コードを繋げる必要があります。CPUの裏側から電源コードが

生えていますので、これをマザーボードの‘CPUFAN’と書かれた3ピンコネクタに接続し

ます(ちょっと見つけにくいかも、下の写真を参考に)。何も考えずにつないでOKです。

ここまで行けば、後は元通り組上げるだけです。

上から見た絵。左下がCPUファン。中央から右上はメモリモジュールとその空き

スロット。真中をはっている派手なのがファン用の電源コード。そのコネクタは

この写真の左の外側(コードの先の方)にあります。

(この写真も見られたものではないので大きくなりません。)

この写真で分かるかと思いますが、CPUとメモリモジュールのあいたのクリアランスは

多く見積もっても1cm程度です。(メモリを1枚しか挿さなければその分余裕ができますが)

リテールFANより大きなモノを取りつけるとすると物理的に厳しくなってくると思います。

さらに、‘下駄’を履かせてソケットタイプのCPUを挿す場合には上部電源BOXとの空間も

考慮しなければならなくなりますね。こちらにもそれほどの余裕は無いはずです。

 

3.ベンチマーク

CPU換装後の性能ですが、実は私ベンチマークとかわかんないんですよね。そこで

シマンテック‘ノートンシステムワークス2001’で調べたところ、16MHz386SXの

速度を‘1’とした場合のPC全体(CPU・マザーボード・メモリ)の速度として、

 

PU450    = 204.8 (参考)

PV700    = 329.0 (今回の新CPUのR60、メモリ256MB)

Celeron466 ≒ 196   (記憶があいまいですいません、うろ覚えです)

MPU400   = 146.2 (VAIO C1XGの初期値、とっても参考)

 

のような結果になりました。単純計算で約1.7倍のスピードアップになっているようです。

確かにWAVファイルのMP3エンコード等ははっきり体感できる程速くなりました。

OSをWin2000に変更していない人には、メモリを増設するよりも、コストパフォーマンスを

考えるとお勧めのパワーアップですね。

最後に、オーバークロックなんていう技もあるんですが、個人的には恐ろしいので手を出し

ません。FSBをソフト的にアップするフリーソフトもあるようですけどね。