【U3 パフォーマンス】

 

1.CPU&HDDとパフォーマンス

‘み’の主な用途が動画再生なのは既に紹介したとおりですが、ここで気になるのがクルーソー搭載機であるが故のモタツキや動作の鈍さ。U101は超低電圧版MobileCeleron 600AMHz を搭載していますから、どうしてもこの辺りの速度差が気になるところです。‘み’の購入機はHDDが純正から東芝製40GB・4200rpm・2MBバッファの「MK4004GAH紹介記事)」に変更され、メモリも512MBに増強されていますから、条件的には悪くないはずなんですが、それでもPCの起動時やソフトの立ち上げ時などはかなりモッタリした印象を受けます。あ、ソフト的にはリカバリ状態から不要なソフトをアンインストールした程度で、クリーンインストールとかはやってません。いや、ちょっとめんどくさくて(^^;)
ってことで、まずはこの状態でのベンチを取ってみました。

ACアダプタ使用時のベンチなので、(アンチウィルスソフトなどは起動したままですが)CPUパフォーマンスは最高状態なんですが・・・ う〜ん・・・ 多少は覚悟していましたが、やはりかなり厳しい感じですね。実際の数字はともかく、実使用では結構ストレス溜まります。Gigaの標準録画ファイルについては、プリインストールのPicoPlayerで取り敢えず再生できていますが、再生に至るのにかなりの時間が掛かりますしねぇ・・・ GBA-SPプレイやんとかの手軽さを考えると、ちょっと気になるところではあります。再生そのものも、Gigaの標準録画から作ったMPEG2なら(パワープロファイルのCPUは「自動設定」)問題なく再生できますが、高画質録画MPEGの場合、たまにコマ落ちが発生しますしね。あ、画質に関しては、さすがに微細XGA液晶PCだけはあって、GBAなんかは足元にも及びませんけど(^^;)

で、パフォーマンスを上げるなら、HDDをもう少し高速なものに再換装する(そもそも出来るのか不安だったり)とか、クリーンインストールするとか、あるいはOSを軽快なWin2000にダウンするとか・・・くらいしか選択肢はないような気がしますから、機会を見て考えるかも知れませんねぇ ハード・デザイン的にはかなり好印象なんですが、やはり「いちばん ちいさい」に引っ張られてパフォーマンス面が犠牲になっていると言っても過言ではないかもしれません。正直なところ、パフォーマンスを意識するとかなり頂けないというのが実感ですねぇ・・・   (2005.12.01)