【U3 プライバシーフィルタ】

 

1.プライバシーフィルタ自作へ

屋外でU3電車内で動画を見る場合、どうしても周りの人の目が気になりますよね。電車内でノートPCを使っている人って以前より増えてきていますし、PCを使っていることをジロジロ見られることこそ少なくなってきましたが、全く人目がないわけではないですし、逆に他の人がU3を使ってたら「何やってんのかなぁ」位は気になりますしねぇ・・・
ってことで、覗き見をされてもいいように、プライバシーフィルタを用意しました。別に見られて困るような動画を見ているつもりはないんですけどね(^^;) で、純正品を購入しようかと思ったんですが・・・ なんとU3のプライバシーフィルタ・・・あるにはあるんですが、U3本体のSonyStyleモデルPCG-U3/Pの特典として付いてきた(正確に言うと購入権利が付いてきた)もののようで、普通には売っていないことが判明(T_T) いや、リサーチ不足でしたねぇ 確かにヤフオクには同時期に「プライバシーフィルタ付」っていう出品もありましたっけ・・・
で、こんなレアな出物を待ちつづけるのも嫌なので、ここは思い切って大きめのフィルタをGETし、これをカットしてU3のモニタに合わせてやることにしました。自作なんて書いてますけどまあこの程度です(^_^;)

ただ、プライバシーフィルタって液晶保護シートとかと比べてかなり高価なんですよね。現物を見ればわかりますが、ただの表面加工シートではなく、フィルタの内部に何らかの構造物(上手く表現出来ませんが縦に薄くて細い板が何枚も並んでいるイメージかな)があって、それが左右からの覗き見を防止するようになっているはずなんで、有名な住友3Mの製品なんかこんな値段になっています。液晶TVやプラズマTVなんかが大画面&広視野角を売りにしている一方で、視野角を狭める製品があるのはちょっと皮肉っぽいですが、大画面TVとノートPCの液晶モニタでは用途が違いますからねぇ ただ、最近デスクトップ機が大画面TVと融合しだしたりしていますから、この辺も
結構あいまいになっているようにも思います。
話がそれましたが、プライバシーフィルタは平面の積層ではないので、それなりに高価になっていますし、厚みもそこそこのものになります。大体1mm or 0.5mmってところですが、ノートPCのモニタにはめ込む(液晶とフレームの間に挟み入れる)ことを考えると、0.5mmものがベターなんでしょうね。加工も薄い方がし易いでしょうし。
    (2005.12.15)



2.サイズと作業

屋外でU3電車で、今回GETしたのが「VGP-FL8」。ヤフオクで3100円なり。定価10,479円なので随分とお買い得でした。もともとtypeSシリーズ用の純正オプションですが、大は小を兼ねるということでGETしました。今回はこれをカットして、U3の画面に合わせました。
で、もちろんFL8はtypeSの画面にはめ込めるようにぴったりサイズになっていて、その上下にタブが付いていますから、これを生かす形で大まかに切り出し、後は現物合わせでサイズを調整って感じですね。

GETしたVGP-FL8。
タブをU3にあわせてみるの図。

カットには普通のカッターを使ったんですが、想像以上に硬くてかなり大変でした(^^;) 特に縦方向のカットは異常に大変でした。何度も何度も刃を走らせ、切込みを少しずつ大きくする感じでやっと切りましたからねぇ 構造上、横方向の方が切りにくいかと思っていたんですが・・・ 思わず指先をちょっとケガしてしまいました(T_T) それもあってか、後からカットした横方向にちょっとガタが・・・ それは兎も角、‘み’が切り出したサイズは横:12.9〜13cm、縦:10cm(タブ部分含まず)って感じです。
左上は純正のタブをそのまま生かし、右上は純正品の中央にあったタブが多少残る形になっています。これらタブを液晶パネルと本体フレームの間に差し込み、下側はそのままフレームにたわませる形で固定しようかと思ったんですが・・・ 予想以上に上方向が入り込んでしまい、下側がやや緩くなってしまいました。まあ、フィルタを装着したままU3をかばんに入れて持ち運んでも、多少ずれる程度で外れたりはしていませんから、テープ固定などはしないで済んでいますが上下方向にはあと1mm程度長い方がきっちりフィットしていたように思います。なお、FL8からこのサイズで切り出すと、残りでもう一枚同じサイズのものを作成できますので、何かあった時にもスペアが作れて
安心です〜 まあ、タブの位置こそ違っちゃいますけどね。
あ、‘み’はサボってしまいましたが、カッターでフィルタを切断した場合、切断面はそこそこ汚く=ささくれ立ったような感じになります。これが液晶画面を傷つける恐れはあるので、面取りとまでは行かなくても、切断面をサンドペーパーなどで軽く整えておいた方がいいでしょうね。あと、‘み’のようにサイズの違うものからフィルタを切り出す場合、縦横を変えると「上下の視野角を制限する」意味のないフィルタになってしまうので十分に注意しましょう。当たり前ですが意外と忘れがちです(^^;)      (2005.12.21)


3.効果の程は・・・?

で、これが苦労に苦労を重ねた自作?フィルタの効果。液晶輝度は最高にしています。

まずは正面から。

多少サングラスを掛けたように黒味がかりますが、正面からはちゃんと画面を確認できます。

右30度程度からの絵。

画面の一部が黒くなり、画面が確認できなくなり始めています。当たり前ですが、視点から遠い側の方が急な角度で画面を見ることになりますので、向かって左側から黒くなってきています。30度程度というのは画面中央というか、画面を平面と見たときのおおよその角度(正確に測ったわけではないです)ですのでご注意ください。

これで45度ぐらい。

角度の浅い右端意外はほとんど見えませんね。

同じく60度ぐらい。

ここまで来るとほとんど真っ黒ですね(^^;) 効果は絶大と言っても良いかと。これなら頭越しに覗き込まれでもしない限りは「フライバシー」が守れますね〜
フィルタが結構硬いので、液晶保護の役割も果たしてくれるはずです。カットが大変な以外はそんなに難しくありませんから、純正品をGETできなかった方には結構お勧めですね。   (2005.12.27)