【クアラルンプール紀行4】

 

2005.03.19  Sat.-2


さて、この日は午前中〜夕方まではF1観戦でしたから、夕方から観光へ行きました。今回の目的地は「クアラルンプール」の名の由来となったという、2つの川の合流地点と、その周辺のそれっぽい建造物群。そしてチャイナタウンってところ。
ブキ・ビンタンからチャイナタウンまでは歩いても15分位なんですが、夕方になってもまだまだ思いっきり高温多湿なので、公共交通機関を利用しました。今回はハング・トゥア駅からStarLRTに乗り、2つ先のマスジット・ジャメ駅まで移動しました。

ハング・トゥア駅の様子。

駅に向かう際、モノレールかと思って上を探していたんですが、StarLRTはちょっと短めの電車でした(^^;) 日本では第三セクターとかで見かけるような2〜3両?編成のヤツでしたね。で、しかもやや低いところを走っていたので、駅を探すのに少々戸惑ってしまいました。

これがチケット。

プリペイドカードのように磁気記録式のようでした。購入時は窓口(自販機らしいものもあったんですが、何故か紙幣を受け付けてくれなかったのでパス)で駅名を告げて買い、自動改札で降りるときに回収されましたので、そこそこ使いまわしているんでしょうね〜 で、短い区間だと大体1.2リンギとかなので、割安感がありましたね。KLモノレールとも同じくらいの値段でした。

電車はこんなヤツ。

・・・なんか乗ったらみんなじろじろこっちを見てたんですよねぇ 観光客なんかあまり乗らないんでしょうか・・・ マスジット・ジャメまでは、2駅なので5分程度で到着しました。

このあたりは結構な繁華街のようで、ガラが悪そうないや〜な雰囲気でした。オフィスとかも集まってたようなんですが・・・

駅近郊の様子。
駅のすぐ側にはジャメ・モスクがありました。

目的の2本の川ですが、基本的にドブ川のようで、駅のプラットフォームから既にそれっぽい匂いがプンプンしていましたねぇ・・・(^_^;) とはいっても駅から直ぐに(歩いて2・3分)川の合流地点に到着しましたので、特に変わったことや危険なことはありませんでした。

まさにここが「クアラルンプール」

三角の頂点に小さく見えるのがジャメ・モスク
川縁からのショット

クアラ=川、ルンプール=合わさるという意味のマレー語らしいです。「ルンプール」が「泥」の意味だって書いているガイドブックも読んだことがあるような気もしますが・・・

マレー語の話になったので、ちょっと話をそらしますが・・・

基本的にマレー語はアルファベットで表記されるようで、外来語と思われる単語は(使われ方や書かれている場所も合わせて)意味がわかるものが多かったですね。ただ、そのスペルがなんか面白いことになってました。英語を覚え始めた小学生がローマ字とごっちゃになって書き綴ったような感じかな(^^;)

POLIS
RESTORAN
FARMASI?
TEKSI
SOS
BAS


大体意味わかりますよね(^^;)

証拠写真はこちら。

タクシー乗り場の看板 市内のパトカー
レストランの看板 観光バス

画像のサイズを落としているので分かりにくいかもしれませんが明らかに違和感のあるスペルが・・・ 英語だと思って読もうとすると混乱すること必至です(^_^;) FARMASIは写真撮り忘れたのでひょっとしたらFAMASIだったかも・・・あと、SOSは「エスオーエス」ではなく、「sauce」です(^^;) KFCに置いてあったソースのビンラベルに書かれてました〜
さらに脱線して、「マレー」は漢字で書くと「馬鈴」。ってことで、マレーの芋=馬鈴薯。じゃがいもはこっち方面から伝わったとのことで、こんな名前が残っているそうです。

で、話を戻して、直ぐ側のサルタン・アブドゥル・サマド・ビルへ向かいました。直ぐ隣の区画と言うか建物なので、移動って感じではなかったですね。ペトロナスツインタワーが出来るまではKLのシンボルだったそうで、確かにいい雰囲気です。前の道路の交通量がちょっと多目なので、気をつけないと轢かれるかも(^^;)
この付近はこの手の建物が多く、ちらちらと観賞しながらチャイナタウンへ向かいました。

サルタン・アブドゥル・サマド・ビル。

車道の反対側からのショットです。
独立広場の端にあった噴水。

バックはサルタン・アブドゥル・サマド・ビル。
国立歴史博物館。

中には入りませんでしたけど。

チャイナタウンまではセントラルマーケットを経由しても歩いて10分弱でした。マーケットは民芸品屋さんとか銀行とか色々入っていたので、マレーシアチックなグッズやお土産を探しているような人にはお勧めです。まあ、‘み’はほぼ素通りでしたが(^^;)
で、チャイナタウン。どこの国でも同じような雰囲気だったりしますが、KLのそれも期待に違わずエネルギッシュ&胡散臭さ全開(^^;) 食べ物屋さんや農産物(果物とかですね)の露店、怪しい時計やDVD&CD、F1の時期だったこともあってか、ちょっと本物とは違うピットシャツやキャップ・・・ どうしてもこの雰囲気は好きになれませんねぇ・・・ 土曜日の夕方ってこともあってか、ものすごく混雑してました。

こんな感じでギュウギュウ詰め〜

あ、ちなみにここでは「シャチョ〜」とは呼ばれませんでした。呼びかけられなかったのではなく、代わりに「Master」呼ばわりでしたよ。 そういえば・・・チャイナタウンでの話ではないんですが、何回か現地語で話し掛けられたんですよね。ホテルのロビーでピックアップを待っているときにも、別の現地ガイドさんから現地語で名前を呼ばれて「は???」って感じでしたし、他にも、伊勢丹で買い物中にインド系っぽい人から話し掛けられて・・・
 イ:「英語話せる?」
 み:「少しなら」
 イ:「KLの人??」
 み:「ちがうよ〜」

とか会話しちゃいましたし・・・ どうもこの方も旅行者で、何か現地の人に聞きたかったらしいんですが、‘み’って現地人に見えるんですかねぇ・・・ 確かに旅行中はヒゲを剃らなかったですし、ちょっと色の入った眼鏡してたりしましたが・・・ う〜ん・・・

さて、チャイナタウンでは特に何をしたわけでもなく、端っこのスーパーでお菓子などのお土産を幾つか購入しただけで、歩いてホテルへ戻りました。本来ならここでマレーシアor中国っぽい名物料理などを食べるところなんですが、今ひとつ食欲もないので刺激物は控え、伊勢丹で安くなっていたお寿司をGETして済ませてしまいました(^^;) お寿司は・・・まあこんなもんかって感じでしたね〜
 (2005.04.24記載)