【ニューヨーク紀行3】

 

2004.09.23  Thurs.

to Yankee Stadium

この日の午後は、この旅行の大きな目的のひとつ、メジャーリーグ観戦ツアーに参加します。西武ファンの‘み’としてはメッツ松井稼頭夫の方も見たかったんですが、ちょうどまともに試合に出ていない時期だったこともあってゴジラ見物にヤンキース戦を見ることにしました。流れとしては、パークセントラルホテルから〜2ブロックほど離れたホテル(確かヒルトンマンハッタン?)ロビーに集合し、添乗員さんが地下鉄でヤンキースタジアムまで案内、それぞれ観戦してまたスタジアムの側で集合、地下鉄で戻る〜 という感じです。金額は一人160ドル程度とかなり割高なんですが、チケットの確保や日程変更など、分からないところが多く、現地orWEB調達は不安なので日本から申し込んでおきました。実際、当日本来はトロント・ブルージェイズとのナイトゲーム(「ナイター」は和製英語ですよん)の予定だったんですが、雨などの影響で直前で日程が変更になり、タンパベイ・デビルレイズとのデーゲームに変わってましたし(^^;) なお、この日は人数が多かったとのことで、行きはバスで移動することに・・・ 当たり前ですがマンハッタンはコンスタントに渋滞していますので、本来試合開始1時間前に到着する予定だったのが30分前程度になってしまいましたが、これはご愛嬌。早速入場しようとすると・・・ 添乗員さんに行けと言われたGATE2(レフト側の入り口)は閉鎖されており、ウロウロした挙句人が一杯いたGATE6から入場しました。入場時にはチケットのバーコードスキャンや荷物チェックを行っていますので、結構時間が掛かりましたね。

チケットはこんな感じ。ミュージカルのそれとそっくり(^_^;)

ちなみにこれも帰国後にU10で。

現地の人はWEB画面のプリントアウトのようなものを結構持っていて、これをスキャンしてもらっていました。
デカイカメラは持ち込みNGといわれていたのでキスデジは置いていったんですが、どうやら剥き出しならOKのようです。持って来れば良かった・・・ 飲食物も中身が見えていれば大丈夫みたいでした(実際はチェックする人によって結構違うらしいです。絶対にNGなのはリュックサックやビデオカメラ・カメラバッグとのことで、持っている人は向かい側のボーリング場に預けるとのことでした。大き目のバッグは微妙らしく、
「女性が持って入ったほうがチェックが甘いので、判断が付かない人は女性の人に持ってもらったほうがいいです」とは添乗員さんの弁です)。
で、入場したのはいいものの、今後は席が分からず・・・その前に入場したのがライト側の外野ゲートだったので、ぐる〜〜っと内部通路を一回りするハメに(^^;) 既に試合開始時間ギリギリになっていたこともあって、急ぎ足で一所懸命移動(バックスクリーン側は抜けられないようなのでバックネット側から)し、座席付近に何とか到着したものの・・・ やっぱり席が分かりません・・・ 一応それらしきところに座ったんですが、どうも回りに日本人もいないし、違うような・・・ってことで案内係の方?に確認してみると・・・案の定間違ってました(^^;) 結構分かり難い(時間が無かったので余計にそう感じたのかも・・・)ので要注意です。ここで国歌斉唱になったんですが・・・
ちょっとびっくりしました。案内係の人も含めて、みんなちゃんと起立して「The Star Spangled Banner」を歌っていました(歌っていない人もいましたけど)。その間、‘み’達を座席に案内しかかっていたんですが、これも中断。日本では「君が代」を歌うとか歌わないとか、起立するとしないとか・・・割りと揉めがちですが、この辺は本当に「愛国心」みたいなものを感じましたね。しかもこれが当たり前に沸いてきているような・・・「君が代」とは歌詞も意味も違うでしょうから、一概には比べられないとは思いますが、日本のプロ野球開始前の国歌斉唱はただの真似事だなぁというのが率直な印象です。
で、シートに案内してもらい、早速観戦。この日はかなり日差しが強く、日焼けするほどでした。風があれば寒いかと思って長袖シャツを着て(スーツケースにはトレーナーも)していたんですが、はっきり言って邪魔なだけでした。Tシャツ一枚でも暑いぐらいです・・・ 特にレフト側はず〜っと日なただったので、汗だくでしたよ〜(7回位から日陰になりましたけどね)

スタジアムの様子。

意識してなかったんですけど

ちょっとパノラマチックですね。
真近に見るゴジラ。

A5507CAのカメラではこれが限界です(T_T) う〜ん、残念・・・

この日の松井は4番レフトで先発。結局5打数1安打でしたが、デレック・ジーター、アレックス・ロドリゲス、ゲーリー・シェフィールド、松井秀喜、バーニー・ウィリアムズ、ジェイソン・ジオンビー、ジョン・オルルド・・・と続くラインナップで4番を張っているのは十分すぎるほど立派です。う〜ん、でもこれってどこかの島国の史上最強打線どころか宇宙最強かも・・・ 肝心の試合結果はこの辺を参照していただければOKです。まあ、レフト側の松井の後ろ辺りの席でしたし、ライオンズの選手と違って特徴やクセや持ち球とかをそれなりに把握しているわけではないので、本場のベースボールを堪能した・・・とまでは行かず、雰囲気を楽しんだ程度だったんですが・・・ アメリカに行って野球に全く興味がない方以外は、一度観戦してみると良いかと思います。「アメリカってこうなんだなぁ」って肌で感じられるような気がしますよ。あ、ひとつ付け足しておくと、デビルレイズの4番はチノ・マルチネスだったんですが、彼にもヤンキースファンから拍手が起こってたんです。確かマルチネスってヤンキースでクリンナップ打ってた・・・はず・・・ こういうところも個人的には大好きです。もっとドライな国かと思ってたんですが、逆にこの辺は日本のほうが汚いというか、悪い意味で湿っぽいような気がしちゃいますね。‘み’も人のことは言えませんが、「ペタジーニが7億貰っても働かなくてザマアミロ」とか「秋山はダイエー、工藤や清原は巨人行きやがって裏切り者」とか・・・ その辺の感覚が根本的に違うように感じます。秋山で思い出しましたが、確か引退のときに西武の選手に胴上げされてたじゃないですか、あの感覚が特別なものではなく、普段から持てているような、そんな印象ですね。

あ、あと忘れちゃいけないホットドッグを試してみました。

味は・・まあこんなものってところです。お値段はなんと4ドル!ですが、この日は直前の試合(ダブルヘッダーも組まれていたみたいですが)が結構雨で流れたらしく、材料が余っているとのことで半額になってました。でも2ドル・・・決してお安くはないですね。
参考までに球場の外の様子を。

試合が終わってみんなでぞろぞろと帰路に。

意外と礼儀正しいですね〜
地下鉄も一部は地上を走ります。

結構飲食店とかお土産屋さんとかが多かったですね。

ちなみに背中側にはマクドナルドがあります。

駅からスタジアムまでは目と鼻の先。試合後もそんなに電車は混雑しません(多分クルマの人が多いんだと思いますが)。
で、地下鉄で20分位かな、みんなでマンハッタンへ戻って地下鉄を出たところで解散です。改札とかどうするのかと思ったら、メトロカードを添乗員さんが一回ずつ改札に通してました(^^;) あ、地下鉄にはこの時初めて乗ったんですが、意外と怖くないかなぁ・・・ そんなに汚くも無いし、何より出口とホームが近いので、東京の地下鉄みたいに出入り口で迷ったりしません(^^;) メトロカード買っておけば簡単に乗れますし、料金も2ドル均一でわかりやすいですしね。渋滞した地上をバスやタクシーで移動するより便利だと思います。まあ、景色は見えませんけどね。



to Empire State Building in the night

という訳で一度ホテル(解散場所からものの数分)に戻ります。途中、近所のデリで夜飯を購入。

こんな感じ。

味は中華系で結構いけます。

ポンドあたり5ドルとかそんな感じです。そうそう、こっちはポンドヤード法なんですよね。「pound」って書いてくれると分かるんですが、4.99$/LBとか書かれているとちょっと面食らいます。実際この時にはLB=ポンドの略号って確証ありませんでしたし(^^;) 帰国してから調べたんですが、ポンド記号「lb」はローマ時代の単位「libra」から来ているそうで、「libra」そのものはラテン語でバランスの意味だそうです。・・・こうなると、金額と重さと両方換算しないと高いのか安いのか分かりませんね(^^;) 感覚としてはニューヨークの物価は(モノによって多少のイリクリはあるにせよ)東京と同程度かなぁって印象ですけどね。1ポンドは約450g、1ドルを約115円(このテキストを打っている11月上〜中旬は105円とかになっていて悔しいんですが、旅行時はこの程度でした)として計算すると、1ポンド5ドルのお惣菜は100gあたり128円程度になります。う〜ん、まあこんなモンですかね。

おなかも落ち着いて、改めてエンパイヤステートビルへ。今度の目的は勿論夜景です。朝同様徒歩で(^^;)
途中タイムズスクウェアあたりも夜景が派手だったので何枚か紹介します。

エンパイヤステートビルに到着したのは20:30とか21:00とか辺りだと思いましたが、朝よりやや空いている程度で混んでいるわけでもなくガラガラでもなく・・・といった具合です。セキュリティチェックやエレベーターなどは朝と変わりませんので、早速夜景を・・・

ロウワーマンハッタン方面。

中央やや右下の赤いV字がフラットアイアンビル。
昼間と同様にマジソンスクウェアガーデンの

ごく一部が見えてます。
右側の尖がっているのがクライスラービル。
タイムズスクウェアのあたり。

中央部が特に明るく見えますね。

ややガスってましたが、十分堪能できました。ここでもキスデジは絞り開放してISO1600や3200で手持ち撮影です。これで大体1/10〜20ぐらいのシャッタースピードになりますので、体をしっかり固定して連射ですが(^^;) まあ、それほどブレずに撮影できましたが、こういう場面ではISが欲しいですね。20Dと同時にリリースされた「EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM」なんかもってこいなんですが・・・ 高いんですよねぇ・・・

この日は盛りだくさんでしたが、また歩いてホテルに帰ったところで終了。いや〜、随分と疲れましたよ〜〜 明日も早くからお出かけなのでゆっくりしっかり休まないと・・・ さて、おやすみなさ〜い