【ニューヨーク紀行4】

 

2004.09.24  Fri.

to The Statue of Liberty

この日は観光全開です。朝早起きして地下鉄でバッテリーパークへ移動しました。地下鉄は50St.駅から「No.9」に乗ってサウスフェリー駅まで大体20分くらい。時間が早かった(8:00前)こともあってか、全然混んでませんでした。この時初めてメトロカードを使ったんですが、ヤンキースタジアムへ行った時のガイドさんの話では「カードを通すスピードが速すぎると『to Fast』、遅すぎると『to slow』という表示が出てエラーになる」そうで、ちょっと気になりましたが全然問題ありませんでしたね。引っ掛かってる人もいませんでしたし。前にも書きましたが、地上出口〜改札〜ホームまでがとっても近くて分かりやすいです。そのかわり出入り口を間違えると行きたい方向の電車に乗れなかったりするんですが(^^;)

で、バッテリーパークから(確か一人10ドルの)フェリーに乗ってリバティ島へ行きました。クリントン砦でチケットを購入。

砦の様子。

説明もよく読んで無かったりします(^^;)

T/CもOKなので、ここでデカイのを現金にしておきました。早起きした甲斐があり、特に混雑もせずに最初のフェリー(8:30にバッテリーパーク発)に乗れました。セキュリティチェックも勿論ありましたが、この時間はそんなに混んでいませんでした。帰ってきたときはしっかり並んでましたけどね(^^;)

リバティ島までは約10分程度で到着です。ちなみに、行きは右舷前方に自由の女神が見えますので、じっくり見たい方や写真撮影などしたい方は右舷キープが必須です。島に渡れば幾らでも撮影できますけどね(^^;)

船の右舷から女神様を望む。

この後ぐるっと回りこむように航行します。

「右舷」とかマンハッタンとか書いていて思い出したのはまた・・・ 「海江田四郎と『やまと』はどこまで行ったんだっけ??」なんてことですね(^_^;)

話を戻して、リバティ島はなんか広々していて、芝生も多く気持ちのいいところですね。しっかりした観光地って感じですね。街中と違って三脚立てようと思えば十分立てられます。

船が着かなかった方の桟橋
船が着いた方の桟橋
女神様その1
女神様その2

女神の中(正確にはテロ以降台座までみたいです)に入るには事前予約が必要だったそうで、外から見ただけですが、時間が早かったこともあって人も少なく、十分楽しめました。ウルトラクイズ(知らない人もいるんでしょうねぇ)はここで決勝かぁとか感慨深げだったりします。

で、再び船に戻り、今度はエリス島へ。この区間も10分程度です。ここは降りても降りずにそのままバッテリーパークへ戻ってもOKですが、例によって日本人のツアー客のおばさんが間違えて降りたりしてました(^^;) 添乗員さんが上のデッキから見張っていて「降りちゃ駄目ですよ〜〜」なんて呼びかけてました。で、このおばさん直ぐに船に戻ろうとしたんですが、係員さんに思いっきり止められてました! 幾ら観光船とは言えレッキとした船ですから、ちゃんと乗降客数を数えてたんでしょうね。おばさんは無茶焦ってましたが(^^;)

で、ここには入館無料の移民博物館があります。

外観とか。

正確には反対側なんですけど(^_^;)
桟橋の様子。
内部の様子。
中には日本人の移民も。

う〜ん、移民って言われてもピンとこないですねぇ さらっと流して外でマンハッタンなど撮影。

こんなのとか。

なんか雲行きがちょっと怪しげですが・・・

日がやや高くなったこともあり、ガスもやや晴れたような感じです。リバティ島からも撮影しましたが、距離が遠かった&逆光気味だったこともあって余りいい写りではなかったんですよね。ちなみに、リバティ島・エリス島はマンハッタンから見て西側にありますので、午前中はマンハッタンに向いて逆光・女神に向いて順光になります。写真撮影したい方は要注意です。

船のデッキからロウワーマンハッタンを

ちなみに、船はバッテリーパーク〜リバティ島〜エリス島〜バッテリーパークと周遊しています。降りずに一回りすると40〜50分位掛かる(それぞれの区間は10分程度ですが、停船時間がありますからね)かと思います。各場所からも30分に1回程度しか出航していませんので、時間の無い方は乗る船を狙っていた方がいいと思います。確か船にタイムテーブルが貼ってあったような・・・

バッテリーパークに戻ると、女神の格好をした大道芸人さんとかがいましたが、カネを取られそうなので後ろからこっそり撮影。

こんなの。

みんな結構見ていたようですねぇ
他にもリスに餌をあげさせてくれるおじさんとかもいます。

後でセントラルパークに行った時にも感じたんですが、ニューヨークの公園ってリスが一杯住んでるんですよね〜 ‘み’的にはとっても珍しいので面白がってシャッター切ってたんですが・・・ 誰もありがたがっている人いませんでした(T_T) なんかノラネコとかと同じ感覚なのかも・・・

バッテリーパークにはこんなものもあります。

ひしゃげたモニュメント・・・

ワールドトレードセンターにあったらしいんですが、9.11でこんな風になってしまったんだそうです。帽子とかお供え物なんかもあって、ちょっと感傷的になりますね・・・ グラウンド・ゼロにはこれから向かうんですが・・・



to Grand Zero

バッテリーパークからは徒歩でグラウンド・ゼロへ向かいます。

途中にあった牛の像

なんかウォール街で働く方が、おまじないに朝鼻をなでていくとか。結構でかいですよ、コレ。

ウォール街はこんな感じ。

別になにがあるわけではないですけどね〜 

で、ものの5分もあるけばグラウンド・ゼロが見えてきます。ここは・・・言わずと知れた2001.09.11、同時多発テロで倒壊した貿易センタービルの跡地。個人的にはここに何か立てられる前に見ておきたかったので・・・

遠めに見るとこんな感じ。

近くまで行ってもフェンスがしっかり張り巡らされているので、中の様子はそんなに良く見えません。カメラのレンズもしっかりは入りません(^^;)

こんな感じ。

死亡者の名前を連ねたパネルとか、昔の写真とかが展示?されていましたが、仰々しい感じとかはありませんでした。花やお供え物もありませんでしたし。

内部はこんな状態。

事件から3年経っていることもあって、一見すると広い工事現場みたいな印象です。ちょっと気になったのは・・・

ビルの残骸が十字架を作っているこの絵・・・

TVでも紹介されていたような気がしましたが・・・ これは結構重みがあります。「偶然の成せる技」の一言では片付けられないような・・・

フェンスへの書き込みです。

落書き禁止!って注意書きがあるので、殆どこの手のものはありませんしたが・・・結構目立つところにマジック?で書かれていました。意味合いとしては・・・ 中学生レベルの英語力があれば理解できるかと(^_^;) ヘンに意訳しない方がいいでしょうから・・・

いずれにしても3000人以上の人がここで命を落としているんですよね。それも災害とかではなく、人の手で・・・ 
どうも年を取ったせいか、戦争とかに対する考え方がここ数年変わってきています。広島の原爆ドームとか、那覇の旧日本軍司令部とか、この辺を直に見たこともあるかと思いますが、これまで歴史の1ページだった戦争やテロが少し現実的なものとして受け止められるようになってきました。色々な人や民族・国家の正義や欲望や理論が衝突してこんな事態になるんでしょうが・・・ 何を言ってもこの人たちは帰ってきませんし、何が出来るわけでもありませんが、謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。
あ、あとちょっと目に付いたというか気に入らないところが・・・
まず「Ground Zero」という単語の意味。ニュアンスの違いなどはあるかと思いますが、これって本来の意味は「爆心地」のはず。原爆の爆心地とかその手の表現に使うはずですが・・・ 最初に呼称したのが誰かは知りませんが、何か意図的にこの単語を使ってませんかね?? 単に「何も無い地面」程度の意味なのかも知れませんが・・・
あと、この付近に「The disaster」みたいなタイトルのファイルを持ってなんかアピールしているアジア系の人たちが・・・ 最初は募金を募ってたりするのかと思いましたが、どうもどのファイルにテロ当時の写真が入っていて、それを観光客に売りつけているようでした。言葉を聞いた感じでは中国系の方々・・・ 商売としては分かりますし、そのエネルギーにも感服するんですが・・・ 感情的には余り気持ちのいいものではありません。もっと言えば不快・・・ 民族性といえばそれまででしょうが、どうにも・・・



to Little Italy

さて、ここからは徒歩でリトルイタリーを目指します。地下鉄で移動しても良かったんですが、天気も良くなったので歩くことに。かなり細くごみごみして全然幅の広くないブロードウェイを経由し、ブルックリンブリッジの袂を通過し、裁判所とかを横に見つつ15分程度でしょうか。

シビックセンター

あたりの様子。

途中中華街をかすめたんですが、中華街はどこにでもあるし、さっきちょっと嫌な思いをしたので素通り(^^;)

一応雰囲気だけ(^^;)

で、リトルイタリーは文字通りイタリア人街みたいなところで、中華街に隣接しているようです。ちょうどこの時お祭りをやってまして、これを目当てに行ったんです。

こんな状態。

ギュウギュウ詰ではないですが、かなり混雑してました。

道の両サイドに仮設の屋台や簡易レストランのようなものが出来上がってました。まあ、日本の縁日みたいなノリです。丁度お昼時(結構回っていたような気もします)だったので、仮設レストランでイタメシランチ(大体一食10〜15ドル位)を食べるか、お祭りよろしく買い食いするか・・・色々と見て回りましたが、結局買い食いに(^^;) 

名前不明。

巨大今川焼きみたいなヤツ。

確か4ドル。中はチーズなんですが、皮?にかなり油が染みていてヘビーです。脂っこいの苦手な嫁さんは余り気に入らなかった様子。星ひとつです。

これはイタリアンソーセージ。

屋台によって値段は多少違いましたが、5ドル前後。フランスパンにでかい焼きソーセージと野菜炒めみたいなのが入ってます。ボリュームが結構あり、一人で食べたら普通の成人男性がおなか一杯になるくらいです。個人的には結構気に入ったんですが、嫁さん曰く「パンがまずい」・・・そうですか・・・ 星ふたつ半です。

これ・・・

なんだっけ??ライスコロッケみたいなヤツとなんか揚げ物だったような・・・コレも決してお安くは無かったハズなんですが、どうにも印象が・・・ 星半分。

ってことで買い食いを繰り返し、一通りおなかも膨れたので撤収。地下鉄のCanal St.駅まで5分程度歩き、黄色いヤツでホテルへ戻ります。



to CHICAGO

ホテルに戻り、慌しくドメスティックラインでシカゴへ移動・・・ではありません。この「シカゴ」はミュージカルのタイトルです。どうにも嫁さんは「Moving Out」には満足できなかったらしく、改めてtktsに挑戦。この日は前回よりもやや混雑しており、20〜30分くらい並びましたが、無事お目当ての「CHICAGO」をGET。

チケットはこんな感じ。

これも帰国後に撮影。

これに3ドルの手数料が乗ります。

で、マックで腹ごしらえをしてから劇場へ向かいます。

世界中どこで食べても基本的に同じ味。

ある意味凄いことですね。

A5407CAで。

ちなみにこれは「Mc Feast」という野菜が結構入ったやつです。日本にはないメニューですが、海外では良く見かけます。他に海外モノでは「Mc Chicken」というデカイチキンナゲットのような鳥のフリッター?が挟まったハンバーガーもあって、‘み’これが大好物だったりします。他には「Quarter Pounder」とかいう文字通り1/4ポンドの肉が入ったやつなんかもあるんですよね〜

劇場はタイムズスクウェアの一角なので、やはりホテルから10分程度で到着。

劇場のネオン。

これもA5407CA。

多少列が出来ていましたが、基本的に指定席ですから早く行っても意味が無いんですが・・・ 中に入ると、前回のMovin Outの時よりも座席への案内がしっかりしていて、係りの人があっち行けとか指図してくれます。ひょっとしたらもう少し丁寧にご案内くださっているのかもしれませんが、‘み’の印象は指図されたって感じでした。

客席はこんな感じ。

みんな勝手に席にはつかず、係りの人に聞いて席を教わってから座っていました。ちなみにこの係りの人は黒人のやや太目のおばさんだったので、どうも印象がウーピー・ゴールドバーグ・・・ っていうか基本的にこの手の人はみんなウーピーに見えたり(^^;) で、‘み’たちもウーピーにチケットを見せて席を指示されたんですが・・・ 椅子のナンバーが分かりにくくて(どっちがAかBか微妙な位置に番号がついてる時ってありますよね)、端っこの席の番号を確認しようとちょっと戻ったら・・・
「あんたたちの席はそこ!ダメよそっち行っちゃ!!」
みたいに怒られてしまいました。単語全然聞き取れませんでしたし、意味も全然分かりませんでしたが、状況と表情から多分こんなことを言ったものと思われます。安いチケットとはいえ、一応お客さんなんですけど・・・ なんだかなぁ・・・ いじめられた気分ですね〜 勿論直ぐ「指定された」席に座りましたが(^^;)

肝心のミュージカルですが、すいません、爆睡してたので感想も何もありません。覚えてるのは最初の数分と聞き覚えのある音楽、後は回りの人の拍手に合わせて一応反応して一緒に拍手する自分・・・ってところです(^^;) 実は日本にいる間に映画版のDVDを借りて予習をしていたので、一言一句は聞き取れなくてもなんとなくは分かると思ったんですが(音楽に聞き覚えがあったのはこのおかげ)、それ以前の問題でした。う〜ん、約40ドル・・・勿体無い・・・ ‘み’にこの手のイベントはダメですねぇ・・・