【香水ビンウォークマン A608】

 

1.チョイス

ここここでも紹介しているように、F1日本グランプリを鈴鹿で観戦する時のお供にFMラジオが必要→どうせラジオが必要ならチューナー付きのシリコンオーディオ→前から気になっていた香水ビンデザインのウォークマンという短絡的な発想でGETしてしまいました。
前のページで紹介しているように999円MP3プレーヤー「DN-2000」を戯れに買ってみて、久しぶりにお手軽に屋外で音楽を聴くようになったこともあるんですが、このDN-2000は所詮999円、再生するだけなら十分なんですが、本格的に使おうとするとやはり操作系や質感なんかにどうしても不満が出てきてますから、それを補完する意味もないわけではなかったんですよね。まあ、半ば理由をこじつけているだけなんですが(^_^;)

で、条件はFMチューナー付きであることとが最優先(サーキットでFM放送を聴くんですね。)、カッコイイこと(やっぱり折角買うなら・・・)、更に軽いこと(F1観戦時はどうしても荷物が多くなる上、普段使いにも軽くて取り回しが良い方が何かと都合がいいのです)。この条件で、KenwoodM1GB5とか、SanyoDMP-M700とかまで含め、値段や機能や店頭での質感なんかを考えた挙句、結局SONY製のNW-A608に落ち着いてしまいました。

しかも・・・

どうせ買うならということで奮発してSonyStyle限定の2GBモデル、エメラルドブルーをチョイス。ポイントやeLIOの割引なんかも駆使し、ソニスタオリジナルケース「CC-E500-C」1,260円とSonyStyle×吉田カバン オリジナルカラビナストラップ「CC-STRAP-Y」2,625円をセットして、送料込み16,247円でGET。これなら店頭で一般モデルを購入しても良い勝負かと。
なお、‘み’がこれを購入したのが7月上旬なんですが、このネタを書いている8月中旬の時点では2GBの限定モデル(購入当時も数日の差で2GBのゴールドは売り切れ、色についての選択肢がなくなっていたんですけどね)は既に購入できなくなっていますし、ネタをアップした9月には既に新Sシリーズが発表され、A608は全て販売終了になってしまっていましたのでご注意ください。まあ、普通に考えて後継のSシリーズに主力が移って行くんでしょうけどね。もう少しタイミングがずれていたらこっちに逝っていたかもしれませんが・・・ あ、少し前にリリースされたEシリーズもありますが、こっちはあまり好きじゃないんですよねぇ 今回はFMチューナーモデルに限定しているので、選択肢には入っていなったんですけどね。
  (2006.09.21)


2.本体の印象
購入からほぼ一週間で、佐川急便で荷物が到着しました。SonyStyleでモノを買うと、外装ダンボールが結構かっこよくて嬉しかったりするんですよね。ちなみに、SonyStyleからは発送連絡メール(これは普通の通販サイトと同様ですね)の他に発送後に「商品に間違いはありませんか」的な確認メールも入る様になっていて、非常に良心的だと思っています。
さて、商品に戻りますが・・・

A608の外装。

外装からちょっとかっこよさげ。

購入品全体像。

エメラルドブルーに合わせた外箱なのかは不明ですが、ちょっと金を掛けている感じがしますね〜 逆にカラビナ&ケースは割りと無造作に箱に放り込まれていたいたような(^_^;)

本体と・・・
そのアップ。微妙な色が写真だと分かりにくいですが・・・

香水ビンをモチーフにしたデザインで、個人的に非常に気に入っています。色はさすが限定品・・・といっていいかは微妙ですが、マジョーラカラーというか玉虫色でしょうか。確か初めて現物(Eシリーズ)をしっかりといじったのが2005年のSony Dealer Cnventionだったかと思いますが、当時は必要に迫られていなくて購入には至らなかったんですよね〜
スペックは幅84.9mm×高さ28.8mm×奥行き13.9mm、充電池含んだ重量は約48gと、非常に軽量コンパクトなので、首からストラップで掛けても、シャツの胸ポケットに入れてもほとんど気になりません。

特徴的なジョグシャトル部
中央の穴はヘッドフォン用。

最新のウォークマン携帯W42Sにも「ミュージックシャトル」として継承されたこの入力デバイス。操作感も軽快且つ直感的で良い感じです。この首の部分を捻ることで曲やアルバムの前後へのスキップや、モード選択時のカーソル移動なんかが出来るんですが、ひとつだけ気になることと言えば、手探りで操作をしようとするとどっちが「送り」でどっちが「戻し」か分かり難いことですかね。これは本体の肩部分にあるボリュームの大小を操作するボタン(一方が大・一方が小)でも同じなんですけどね。

お尻にあるmini USBコネクタ。

カバーが樹脂製なのがちょっとマイナスポイントでしょうかね。

本体裏側は金属製。

ロゴも入って良い感じ。多分・・・材質はアルミですが、シルバー系の金属に凹み文字のロゴってVAIO(特にC1シリーズとか)を彷彿とさせますね。

ソニスタオリジナルケース「CC-E500-C」に入れてみたところ。

このケース・・・専用だけあってジャストフィットなんですが・・・かなりキツイです。押し込むときにどうしても本体の首(ジョグシャトル)や肩(ボリュームボタン)部分に力が掛かってしまうので、かなり注意が必要です。これはもう少し何とかならなかったかと・・・ このケースに入れるとお尻のUSBコネクタが塞がれてしまうので、曲の転送や充電(USB接続すると自動的に充電されます)の時にいちいち出し入れするのが結構大変ですし・・・ まあ、連続50時間程度使用できるそうなので(今のところ電池切れの前に次の曲を転送しているので、バッテリー切れの経験はありません)、そう頻繁には出さないんですけどね・・・
カラビナは今のところ使っていないので、特にコメントなし。このままコレクションになる可能性が・・・(^_^;)
あ、直ぐにケースに放り込んだので忘れていましたが、ここで紹介しているMicro Solutionの「CRYSTAL COAT #1」で本体のコーティングもしておきました。 
(2006.10.11)



3.使用感
気になる使用感、特に音質ですが、手持ちのMP3をA608に付属のConnectPlayerで転送し、ここでも紹介しているオーディオテクニカのカナル型ヘッドフォン「ATH-CK5」で聴いてみたところ・・・
まあこんなもんかなぁという印象です。この辺はなかなか言葉にし難いんですが、よく言われる「ドンシャリ」系の音がするように感じます。ただ、それは個人的に気になって聴けないとかいうレベルではなく、プレーヤー(というかメーカー?)の個性として容認できる範囲かと。勿論、「DN-2000」とは圧倒的に音のキメというか細かさというかが違いますけどね(^_^;)

あと、一部というか色々なところで悪い話(Aシリーズリリース直後にアップデートされたのは記憶に新しいですよねぇ)ばかりが聞かれるCONNECTPlayerですが・・・確かに動作は重いですし、操作感も今二つぐらいの感じですね。アップデートを監視するために常駐するプロセスもあるようですし・・・ 


こんなタスクトレイアイコンも(通常の設定では)消せないような・・・


ただ、それよりも今まで溜めていたMP3のタグにあまり規則性がなかったので、これでヒーヒー言っているのが実態だったりします(^_^;) 例えば、‘み’が好きな「槇原敬之」にしても、「槇原 敬之」「槇原 敬之」と3パターンあったりとか、アルファベットのアーティストなら大文字と小文字が違ってたりとか・・・ ソフトの使い勝手以前の問題なんですよねぇ・・・ まあ、このソフトは基本的に転送専用として使用するので、あまり操作性なんかは気にしないようにしているんですけどね。この点ではMP3をぽんぽん放り込めば済むDN-2000の方が便利な側面もあったりしますね(^_^;)

そういえばこのA608は再生モードにシャフルが4種(普段よく聞いている曲だけを集めてシャッフルする「よく聞くシャッフル」、ジムでの運動などに便利らしい「スポーツシャッフル」、聴いているアーティストに関連したアーティストを探して再生する「アーティストリンクシャッフル」 同年代の曲を集めて再生する「タイムマシンシャッフル」 )があるんですが、どれも良く分からないんですよね・・・ 「スポーツ」や「タイムマシン」はMP3タグなんかを見に行けばいいかと思うんですが、「良く聴く」は一回も再生していない曲も出てきますし(再生回数をカウントすればいいような気がするんですが)、一番分からないのが「アーティストリンク」で、何を根拠に「関連」づけているのかが分からないんですよね・・・CONNECTPlayerでデータベースを作っているようなので、ここで何かしら紐付けを取っているのは間違いないんですが・・・
なんて思って検索してみたらこんな記事がありました。記事の内容から読み取ると・・・


上記シャッフル系の元になるデータはCONNECTPlayerにA608を接続しないと反映されない。SonicStageに接続した後にこれらの機能を選んでも利用できない。但し、このデータはCONNECTPlayerでは確認できない。
アーティストリンク情報はGracenoteのデータベースから情報を入手しているらしい(Gracenoteの利用登録をキャンセルするとアーティストリンクが機能しない。)。


とのこと。

う〜ん・・・

どうも中途半端な機能のまま世に出てしまったのは否めない事実のようですね。SonicStageでは使えなくなる機能もあるようなので、当面CONNECTPlayerで行きますが・・・今後のアップデートに期待・・・したいところですね。旧機種ユーザーが切り捨てられないことを願うばかりですが・・・(^_^;)
なんてネタを書いていたら、「SonicStage CP (SonicStage Ver.4.0)」がA608でも使用できるようで、こちらではアーティストリンクのロジック(アーティストとアーティストが直接リンクするのではなく、間にジャンルがあってこれを経由しているんだとか)も明確になっている上、手修正やXMLでの書き出しも可能になっているようなので、近日中に乗り換えてみようと思います。

あ、再生モードに話を戻しますが、リピートモードがなかったのはちょっと気になりました。‘み’ってば気に入った曲があると飽きるまで延々聴き続けるタイプなので、1曲のリピートって結構必須だったんですけどねぇ
すいません、ちゃんと1曲やシャッフルでのリピートモードありました(^_^;) 裏側のボタンで設定するんですが、いつもケースに入っているのでしばらく気がつきませんでした・・・ お詫びして訂正させていただきます。ご指摘いただいた方、ありがとうございましたm(__)m 
(2006.12.10加筆)

良い所や悪い所、気になる所など色々書いていますが、基本的に「持つこと」が嬉しくなるようなアイテムであることに変わりはありません。鈴鹿に行く前に使い倒してます〜(^_^♪  
(2006.10.16)