【RX62 HDDのやりくり】

1.HDD増設  (2003.05.06)

R60から引き継いだHDDは
MaxtorSeagateのそれぞれ60GBモノ「6Y060L0」&「ST360020A」だったんですが、容量不足とR60からのスペックダウンが嫌なので早々に増設します。4/2のよもやま日記にも書いたんですが・・・ 熱を考慮して5400rpmのものを狙い、財布の中身を考慮してギガ単価の低い120GB・ATA133・2MBバッファの「4R120L0」をGETしようとしたところ、赤文字で書かれた8MBバッファに目がくらんで・・・結局7200rpm・120GB・ATA133・8MBバッファの「6Y120P0」をGETしてしまいました(^^;) 熱が心配なのはいつものとおりなんですが、それはまた後ほど。

これがGETしてきた「6Y120P0
深い意味はありませんが未開封状態ですぅ(^^;)

RX62にはATAカードを増設していませんから、必然的にM/B(Primary Master & Slave)に接続することになります。今回の一番の目的はDVD-Videoなどを作成するための作業領域確保(単にR60よりHDD容量が小さいのが悔しいということもありますが・・・)なので、そのままSlaveに接続し、増設ドライブとして使用してやります。それにしてもHDD交換も簡単ですね〜RXの筐体は(^^♪ で、この3台のHDDのスペックとベンチ結果を並べると・・・

HDD 容量 回転 Interface Buffer SeekTme Read Write Copy y用途o
A 6Y060L0 60GB 7200rpm ATA133 2MB 9.4ms 33,289 42,773 3819 現在の
起動ドライブ
B 6Y120P0 120GB 7200rpm ATA133 8MB 9.4ms 51,097 48,668 14,465 新規購入
増設ドライブ
C ST360020A 60GB 5400rpm ATA100 2MB 8.6ms 24,053 21,612 1,822 これまでの
増設ドライブ


げ、こんなに違うとは・・・ スペックはともかくとして、特にベンチ結果が・・・ちょっと速すぎる気もしますが・・・ 表中にもあるように、現在の起動HDDは「A」、増設は「C」なんです。「C」は大昔に入手したもの(Giga用の録画ドライブとして使用していました)ですから、まあこんなモンだと思うんですが・・・あ、これはいずれ外付けHDDケースを購入して、そっちに突っ込む予定ですけどね。うーん、やはり8MBバッファの効果は絶大なんでしょうねぇ・・・と言うわけで「A」「B」を入れ替え、「B」を起動ドライブにすることでR2X60のパワーアップが計れそうです。うーん、ちょっとめんどくさい・・・って言うか時間ないしなぁ・・・ と思っていたら、そうも言っていられない事実が発覚しました・・・



2.ドライブの温度と対策  (2003.05.14)

R60時代にも問題になったんですが、今回も計測してみるととんでもないことが・・・ 上記HDDの温度を例によって「起動して1時間後程度」「WEBを彷徨ったりメールの送受信など重い作業無し」の条件で測定してみました。ソフトは前回同様窓の杜で紹介されていた「HDD温度計」を使用させて頂いています。 で、計測結果は・・・

RXの筐体はRと違って熱が逃げやすいはずなんですが、やはり「6Y060L0」はとんでもない温度になっていました。「6Y120P0」が7200回転であるにも関わらずこの程度(このHDD測定時だけLUNAを使用しているのには特に意味はありません)ですから、ハズレなのかも知れませんね・・・まあ、このままでは本体の寿命はもちろんのこと、Slave接続のHDD(6Y120P0)にも悪影響を与えかねないので、やはり手を打ってやります。ただ、あんまり雁字搦め(がんじがらめ)にして折角のメンテナンス性を損なうのも悔しいので、お手軽に小さいFANをシャドウベイの上側に設置してやります。で、FANの固定方法ですが・・・HDDの固定ネジを手回しタイプに変更すると、頭がシャドウベイの上側に出ますよね?これらのネジの頭の隙間に横からFANをねじ込んでやります。角度にもよりますが、これだけでも結構しっかり固定できるものです。念のためにFANに両面テープを貼って補強はしていますけどね(^^;)

で、こんな感じになります。
多少押してもビクともしません。

今回は両HDDの間に空気が流れるようにベイの上側にFANを設置してやりました。まあ、横(HDDの底面側)よりも設置しやすかったのもあるんですけどね。

筐体にシャドウベイを収めると
こんな感じになります。
結構奥まったところにFANが来ます。

で、効果の程は・・・ ほとんどありません(^^;)
同じ条件で計測して、1〜2℃下がったかどうか・・・全くないと言うことはないと思いますが、誤差のうちと言われればそんな気もするようなレベルです・・・ うーん、これはまずいですねぇ・・・ R60に設置したツインタイプのふFANを無理やり設置するか、HDD自体を換装してしまう(結局新規購入かなぁ・・・)か・・・ いずれにしてもこのままというわけには・・・



3.閑話休題 外付けHDD  (2003.05.22)

上の方でもちょっと触れましたが、はじき出された「ST360020A」は外付けHDDケースに突っ込んで使用します。R60に戻すことも考えたんですが、やはりそれほど使用頻度が高くないので、もったいないですからね。で、今回GETしたのはCenturyの「CAC-35FU2/KIT」です。最近良く見かけるIEEE1394とUSB2.0の両インターフェースを備えるHDDケースです。今回は単にVAIOにマッチしそうな青系のデザインだけで選んでしまいました(^^;) ‘み’のRXにはUSB2.0ポートは今のところありませんので、IEEE1394だけで十分なんですが、まあ先々を見越してってことですね。なお、このケースは特徴として「セキュリティキー」なんていうものを装備できるんですが、この手のデバイスはあまり信用していないのと、どうせ自宅で使うのでまあその辺は気にしないですからね。あ、後今回は60GB-HDDを組み込みますが、いずれ137GB以上のHDDを組み込む可能性もありますので、BigDrive対応のものであることは条件でしたけどね。 ・・・これは購入後に気がついたんですが、実はBigDriveに間してこんな制限があるようです。うーん、これって・・・取り敢えず対象HDDは持っていませんが・・・なにやら騙されたような・・・(T_T)
気を取り直して実際のHDD組み込みですが・・・作業そのものは難しくありません。単にケースをバラして電源ケーブル・IDEケーブルを接続し、HDDを固定してケースを元のように組み上げるだけです。が、ひとつだけ罠が(^^;) 付属の説明書上ではいきなりケースをスライドさせて開けるようになっているんですが・・・

実際には裏側のこのネジでしっかり固定されています。
まずこれを外しましょう。

ケース側面・底面のブルーの部分は(多分廃熱も考慮して)アルミ製なんですが、ケース前面の銀部分はプラ製でそんなに頑丈にはできていないので、無理やり引っ張ると多分へし折れます(^^;) ‘み’は説明書を信じたばっかりにやばかったですぅ・・・

作業中の図。
あんまり作業しているように見えませんね(^_^;)
ケースの変換基盤のアップです。
チップまでは確認しなかったなぁ・・・
だって裏側に隠れてるから(^_^;)
で、実際にRXの側においてみると、
本体よりキーボードとよく
マッチしています(^^;)

これは予想外の展開ですが、まあこれはこれで良かったのかとも思いますが・・・ が、更に予想外の事態が・・・ このケースの前面にある横棒?はアクセスランプとしてのブルーLEDなんですが、これが結構明るいんですよ。しかも(当たり前ですが)アクセスすれば点滅しますよね。これが・・・何と言うか・・・はっきり言ってケバいです(^^;) なんか見ていると目が悪くなりそうな感じというか、癲癇(てんかん)の発作でも起きそうというか・・・ 色自体は綺麗なブルーなんですが、ちょっと激しすぎますねぇ・・・

LED点灯状態をノーフラッシュで。これがピカピカ点滅します(^^;)
上の丸いLEDはMOドライブのものです。

で、最後に恒例のベンチです。

HDD 容量 回転 Interface Buffer SeekTme Read Write Copy y接続方法o
ST360020A 60GB 5400rpm ATA100 2MB 8.6ms 24,053 21,612 1,822 内臓IDE
23,659 22,569 2,142 外付IEEE

結構な速度が出ていますね。M/B接続状態と比べてもそれほど遜色がない・・・どころかRead以外は微増ですね(^_^;) とりあえずRX本体の上に置き、ファイルのバックアップや一時退避先として使っていこうと思います。そうそう電源を入れることもないと思われますけどね〜



4.結局HDD購入  (2003.05.28)

というわけで結局GETしてしまいました>「4R120L0」(^^;) 当初の予定通りデータ用ドライブなので、速度よりも発熱量を抑えることを考えた結果の「5400回転」、120GBタイプですね。今回は若干高い(4月頭の時点で13,000円弱)ながらも秋葉原のツクモで購入。ポイント還元はともかくとして数百円の上乗せで保証期間を5年に延ばせる「延長補償」がここでの購入を決定的にしました。実際に5年間このHDDを使いつづけるかは疑問ですが、逆に考えると「通常どおり使用している期間については保証が切れない」と取られられますので、非常に有難いものかと思います。安心料と思えば数百円は安いものです。

で、これが「4R120L0」。また袋入りですが・・・
最近Maxtorづいていますねぇ(^^;)

この「4R120L0」はM/BのSlaveに接続し、起動ドライブを上記8MBバッファ&発熱量も低レベルな「6Y120P0」に交換します。その他には取り立てて変わったことはないので、HDD単体のベンチ&温度計測をしてみました。

HDD 容量 回転 Interface Buffer SeekTme Read Write Copy
4R120L0 120GB 5400rpm ATA133 2MB 12.6ms 35,481 34,770 4,719

まあ、バッファも2MBですからベンチはこんなモン(予想より高いんですけどね)でしょうし、温度も期待通りに低いレベルを保っていますね。ちなみに上で取り付けた小さいFANは折角なのでそのまま残しています。
で、起動ドライブを高速化したことによってシステムのベンチも高速化が期待できますね〜 ということで・・・

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Pentium4 2491.01MHz[GenuineIntel family F model 2 step 7]
VideoCard Matrox Graphics Millennium G550 AGP
Resolution 1280x1024 (32Bit color)
Memory 1048,028 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 1

Primary IDE Channel
Maxtor 6Y120P0
Maxtor 4R120L0

Primary IDE Channel
PIONEER DVD-ROM DVD-116R
PIONEER DVD-RW DVR-104

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
44422 56861 95132 98958 43975 91741 52
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy
173365 7307 8214 136 34536 53500 6109

ん、なんか前回とほとんど変わってないですね・・・ 若干数字が落ちているようにも見えますが・・・ 「6Y120P0」単体で計測したときのあの驚異的な数字はいったいどこへ行ってしまったんでしょうか・・・ まあ、体験できるくらいに速くなってますし、起動時間も明らかに短くなっていますので、良しとしましょうかね〜