【RX62 J11筐体へ移植】

1.RX-M/Bの行方  (2004.07.14)

RXのM/B交換により、CPUもメモリもM/BもHDD余ってしまいました。その分出費もあったということですが(^^;) で、この余りパーツを使って一台くみ上げようと思います。組み上げたPCは嫁さん使用のWEB&メールマシンであるR60と入れ替える予定なので、最近まで現役だったP4-2.5GHzは明らかにオーバースペックです。ってことでややスペックを犠牲にして金策に走ります。

まずケース。R60筐体に乗せかえるパターンも検討したんですが、バックパネルの加工や電源交換の手間を考えると、これは一筋縄ではいきません。ってことで、皮だけGETしたJ11の箱を使います。RXの仮セットアップに引き続いて活躍してもらいます。電源はP4用に換装されていますし、光学ドライブ(ただのCD-ROMドライブ!)やFDDも装備されていますのでまあOKでしょう(^^;)
で、肝心のM/B。これはRX62純正品「WMT-LX」をそのまま使いまわします。Socket423もRDRAMももう枯れているような気がしますが、もともと余りパーツを効率よく使うプランなので良しとします。
そしてCPU。P4-2.5は下駄を履かせて設置していましたから、CPUと共に下駄を売り払い、そのまま設置できる中で最高のスペックであるP4-1.7GHz(Socket423)
(*1.7GHzではなく、1.8GHzでの動作も確認が取れているとの情報をBBSにいただきました。訂正させていただきます。 ・・・FSB400・Socket423のP4って1.9GHz・2.0GHzもあるんですねぇ・・・ まあ、ステッピングがD0だけなのでノーマルBIOSでは動作しないようですが、1005mに更新しているマシンだと動作するのかもしれませんね〜 2004.07.21加筆)をGETします。全てヤフオクでやりとりしたんですが、売却と購入で差額約15,000円が浮きました。下駄もFSB400のP4-2.5も結構貴重らしいですね(^^;)
次にメモリ。これもRX時代には256MBx4=1GB積んでいたんですが、動画編集もフォトレタッチもしない予定なので、512MBにパワーダウンを考えたんですが・・・ やっぱりOSをXPにするつもりですし、512MBだと何かとボトルネックになってしまいそうなので、これは現状維持。
後はHDD。これはRX62で起動ドライブとして使用していたMaxtor6Y120P0」をそのまま持っていきます。今回はCPUが変わっただけなので、OSの再インストールも不要。悪・・・じゃなくてアクティベーションも不要です。もちろん、不要だったりライセンス上新RXとかぶってしまうアプリは削除しますけどね(^^;) ついでにR60で使用していた「6Y060L0」もデータドライブとして突っ込みます。発熱が気になるところではありますが・・・

・・・忘れていました・・・グラボ。プランニングの時点で気が付いて良かったです(^^;) 「WMT-LX」にはオンボードグラフィック機能なんてなかったんですよね〜 で、M/B交換後のRX62で使用するつもりだった「Matorox Millenium G550」を回します。というのも、このG550、どうにもスタンバイ(S3)からの復帰が上手くいかず、Gigaとの連動を意識して外してしまったんです。865GM2-ILSはオンボードグラフィック機能がありますし、G550を売却してもRX62inJ11のためには別途グラボが必要になるので・・・ってことでG550を流用することになったんですね〜
と言うわけで、ハード構成はこんな感じになりました。

ハード メーカー 型番など 備考
Mother Board ASUS WMT-LX RX62純正、P4T-MのOEM。BIOSは1005m。
Power Unit SW WIN-350PN ケースと同時入手のため詳細不明、P4対応。
CPU Intel Pentium4 1.7GHz Socket423、FSB400
Memory BUFFALO RD-800E 256MBx2
RD-800 256MBx2
Rambus DRAM PC/800 184pin RIMM 800MHz
1組はECC、1組はNonECC
HDD1 Maxtor 6Y120P0 120GB、ATA133、8MBバッファ、7200rpm
HDD2 Maxtor 6Y060L0 60GB、ATA133、2MBバッファ、7200rpm
FDD ?? ?? ケースと同時入手のため詳細不明、多分J11純正品。
Optical Storage ASUS CD-S400A ケースと同時入手のため詳細不明、多分J11純正品。
CD-ROMドライブって・・・珍しいかも(^_^;)
Video Card Matorox Millenium G550 R60時代から愛用しているバルク品。
PCI 全て空き。実はちょっと問題が・・・
Key Board SONY PCVA-KB1P/JP 見慣れない型番ですが・・・要はRX純正品。
Mouse Microsoft IntelliMouse Optical 有線ですが、まあ良しとしましょう。

CD-ROMドライブはこの直後にSONY CRX160Eに交換しています。もともとRX搭載品だったため、フロントベゼルなしで搭載したんですが、「ほぼ」無加工でOKです。「ほぼ」と書いたのは、ベゼルがない分イジェクトボタンのストロークが長くなってしまうので、気になる人はボタンの裏側などに何かスペーサーをかましてやると良いかと思います。‘み’はそのまま使っていますけどね(^_^;)
こんな感じでハードそのものの組み付けはあっさり完了。別に難しいこともありません。M/Bのサイズ的にも全然OKです。で、折角なのでベンチを取ってみました。

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
32,318 31,466 52,757 65,221 44,589 58,554 58
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy
20,145 3,521 56,328 135 39,172 51,612 5,393

まあ、こんなモンでしょうか。WEB&メールマシンとしては十分過ぎるスペックですね。

実は後ひとつ難問が残っています。置き場所の関係でこれまでR60はPCカードタイプの無線LANアダプタでLANに繋いでいたんですが、今回はケースの関係でPCカードスロットを設置できません。・・・ってことで、どうやってLANに接続するか・・・
仕方がないのでスイッチングハブを使って有線接続しています。家を完全に縦断するようにケーブルを這わせることになるのでちょっと困り者なんですが・・・ 100Baseとは言え無線(うちはまだ.11b)よりは圧倒的に高速な有線になったことでLANの速度が大幅にアップしました。DVX-500を使ったファイルサーバー的な使い方もしたりしますので、これはありがたいところですね〜

これで万事解決・・・?? まあ、取り敢えずJ11(RX62?)にはWEB&メール端末として余生を過ごしていただきます。なお、R60はこれで引退です。愛着のあるPCなので手放すのはもったいないですが、ホコリをかぶせておくのも考えものなので・・・ ケースだけは残しておきましょうかね〜(^^;)

作業中の写真が出てきたので掲載しておきます。

M/Bをケースに組み込んだ状態
CPUやケーブルなどを
設置し始めたところ

まあ、あまり参考にはならないと思いますけどね〜 (2004.07.19加筆)



2.組み立ての問題点&おまけ  (2004.07.19)

特に大きな問題はないと思っていたんですが・・・結構細々と問題が出てきました(^_^;) 
まずメモリ。ご存知RDRAMなので2本1組で増設する必要があるんですが・・・すっかり忘れていました。メモリ1GBは要らないかなぁ・・・なんて思い、256MBを1〜2枚売却しようかと考えていたくらいで・・・ 危ない危ない(^^;) そんな訳で挿すスロットを間違えてBIOS画面すら拝めなかったり、ビープ音が鳴って起動しなかったりと散々な目にあいましたが・・・ 最終的にメモリは多いに越したことはないだろうということで、1GB満載してしまいました。RDRAMは後から買い戻すの大変そうですしねぇ
更にCPU。入手したP4-1.7GHzには、純性のFANとヒートシンクは付属していたものの、リテンション?(言葉が違うかも・・・クーラーを止める金具のつもりです)がありませんでした。RX62にP4-2.5GHzを設置したときと同様、ワイヤーで固定すればいいや〜くらいに思っていたんですが・・・ なんとこれが原因でトラブルに・・・ 上記メモリトラブル(っていうかおっちょこちょい)を回避してBIOS設定に掛かります。その前にM/Bのボタン電池を外してCMOSクリアも万全なので、BIOSの日付などもリセットされていますから、まずこの辺から設定・・・ ってところで何故かフリーズ。BIOS画面で固まるなんて・・・ 再起動して日付を設定して・・・ またフリーズ。 日付・時刻・・・と何項目かは設定できますが、その度にフリーズ。もちろんOSなんか起動しません。BIOS画面で固まったのは初めての経験ですねぇ・・・
察しの良い方ならもうお気づきかもしれませんが・・・
グリスも奮発して銀入りのちょっと高級品を使い、ワイヤーで固定した・・・つもりだったんですが、何かの拍子にこれが緩んだようで・・・ 
要するに熱暴走でした(^^;) ワイヤーをしっかりと締め直して事なきを得ました。

次は増設パーツ系の問題点です。
今回は結構なパーツをR60やRX62から流用しています。案の定、そのまんま移行できなかったモノが幾つかでてきました・・・ HDDは勿論問題ないんですが・・・
まずはM370に搭載していた玄人志向のUSB2.0&IEEE1394ボード USB2.0+1394PCI です。M370は今まともに動いていない(押入れの肥やしになっていたり・・・)ので、容赦なく剥ぎ取ってしまいます。PCIスロットに増設したところ、特に問題なくPnPで認識&ドライバ組み込みが行われたんですが・・・ 再起動してみるとデバイスマネージャにびっくりマークが一杯(^^;) しかもUSB2.0だけでなくIEEE1394まで動作していません。更に悪いことに、オンボードのIEEE1394コネクタ(こっちはデバイスマネージャ上では生きているんですが・・・)まで巻き込まれて死んでいます・・・ ドライバの当て直しや再起動など何度か試してみましたが、どうにも復旧する様子がないのでここはすっぱり諦めてしまいました。まあ、所詮はWEB&メールマシンなので、USB2.0デバイスを増設する予定もありませんしね〜 まあ、どうしても2.0が必要ならRX78に繋げばいいですし。
次にATA133ボード。R60に搭載していたPromise製のATA133ボード Ultra133 TX2 です。よくよく考えたらHDDが2台ともATA133対応だったので、もったいないので使ってみようかと(^^;) HDDのシャドウベイとM/BのIDEコネクタ辺りのクリアランスが結構厳しいこともあって、このボードからブートすれば一石二鳥ですしね。

クリアランスはこんな感じ。
完全に接触してしまいます。
白トビはご愛嬌(^_^;)

基部が大き目のIDEケーブルだとPrimaryとSecondary両方にはIDEケーブルを挿せないかもしれません。で、この Ultra133 TX2 から起動したんですが・・・ なんとこのボードも満足に動きません(T_T) IDE接続状態でドライバを組み込み、ケーブルをボードに差し替え、BIOS設定でSCSIデバイスからのブート設定にして立ち上げると・・・ POST画面で落ちてしまいます。で、延々リブートを繰り返す始末・・・ これも色々と手を尽くしましたが、どうにもOSすら起動させられません。 ってことでこれもスッパリ諦めます。まあ、HDDの内部転送速度がATA133には追いついていませんから、速くなってもバッファ部分程度ですからね。自分で使うメインマシンではないので、速さよりも安定動作が一番だったりしますから(^^)
ってことで、結局J11のPCIスロットは3本とも空き状態になってしまいました。スロットが空いていると結構筐体内部も広く感じられたりしますね〜

こんな感じで広いですよね〜

HDDなら2〜3台置けるかも(^^;) このスペースも含めて、まだまだ増設やパワーアップの余地はありますが、今回はそういう趣旨ではないのでこの状態で当分使い続けます。まあ、2号機ですからね(^_^) と言ったものの・・・最後におまけです。

張り替えちゃいました(^_^;)
ケースGET時に既に交換されていた
青電源LED。

もともとは電源LEDが赤、シールはCeleron&Win98Se(あれ、98Seって98とシール同じかな・・・??)だったんですけどね〜 シールは例によってヤフオクでGET。まあ、この位は遊んでもいいでしょう!?