×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

【R60 パワーアップ編 15】


2002.9.26のよもやま日記に書いたように、R60のご機嫌を治す&同時にパワーアップも図るべくATA133化をすることにしました。ATA100ボードやその周りのケーブルが原因と思われるご機嫌斜めですので、どうせケースを開けてケーブルの交換などを行うのならついでに高速化もしてやろうという訳です。ついでに、HDDもDVカメラの使用やDVD-Video作成を行うようになったことにより手狭になってきたため、少々大きな容量のものに換装してやります。



1.Serial ATA と ATA133 (2002.11.11記載)

今回のパワーアップの前の時点で、R60はATA100ボードから接続されたHDDから起動していたのですが、どうもこの辺りの調子が悪いようなので、ATAボードごと交換してやることにしました。で、選択肢としては「ATA100ボードを買い直す」「ATA133ボード購入」「SerialATAボード購入」があることになります。第一案は全くパワーアップにならないのであっさりと却下し、「ATA133」と「SerialATA」を現時点(実はこのパワーアップは2002年9月末頃〜10月頭に掛けて行ったため、情報が既に古くなっている部分もあるかと思います。ご承置き下さい)で比べてみました。

【ATA133】 【SerialATA】
転送速度 133MBps 150MBps
ケーブル ATA66以降の80芯タイプ
規格上の長さは50cmまで。
新規格の7芯タイプ。細い!!
規格上の長さは100cmまで。
対応HDD リリース済み。但しMaxtorからのみ
の発売で、選択肢は少ない。
下位互換あり。
未発売(02年中には発売?)。
ParallelATAのHDDを接続するには
変換アダプタが必要。
その他 ・Ultra-DMA Mode 6 にあたる。
・Maxtorの「Big Drive規格」に対応し、
 137GB以上の大容量HDDも接続OK。
Intelはサポートせず。
・電気的にこれ以上の速度増加は厳しいらしい。
・Verアップに伴い、今後転送速度が
 上がって行くらしい。今はVer.1.0。
・Intelの次期サポート規格。

‘み’がWEBからかき集めた情報はこんな所です。違っていたらご指摘下さいね(^^;) で、これを見る限りではベータvsVHSやDVD+R/RWvsDVD-R/RWの様な気がしないでもないですが(個人的な印象としてはSerialATAに軍配かなとさえ思えます)、ここでポイントになったのは「Parallel-Serial変換アダプタ」なんです。どんなモノかというと、HDDのIDEコネクタに小さな基盤ユニットを取り付け、その先にSerialATAコネクタを接続するようなんです。金額的にはせいぜい5,000円で、仮にR60の全HDD4台分を購入してもまあ我慢出来る範囲なんですが、実はココに大きな問題が・・・
RシリーズのHDD用シャドウベイは、ご存じのように筐体上部後方にあり、HDDのIDEコネクタ側が向かって左側になるようになていますが、このコネクタ部には全くと言って良い良いほどスペースがありません。最近よくあるスマートタイプのATAケーブルも基部の大きいモノは挿さりませんからねぇ(^^;) というわけで、物理的にSerialATA変換用の基盤やユニットは入らないはずです。正確に言うと、基盤やユニットは入ってもそこに垂直(HDD本体の後方に水平)にSerialATAケーブルや電源ケーブルを挿すことは不可能と思われます。実際に試した訳ではありませんが、まず間違いないでしょう・・・ 筐体に穴でも開ければ別ですけどねぇ・・・ こんな物理的な問題から、SerialATAは却下されATA133をチョイスすることになったのです。もう少し規格本来の能力的な部分で検討したかった気もしますが、実際には(将来性は分かりませんが)17MBpsの差は変換アダプタでスポイルされてしまう可能性がありますし、ケーブルの細さもIDEスマートケーブルと比較すれば如何ともしがたいレベルではないような気もします。GigaPocketのことを考えると休止状態やスタンバイへの影響も気になりますし、やはりもう少し待ちかなという気がしますね。
ん、でも・・・ ってことはSerialATA対応HDDが発売され、現在シャドウベイに収まっている2台のHDDをコレに換装すれば物理的な制約は無くなるかも・・・ そうなれば今後転送速度アップが見込まれるSerialATAに乗り換えても良いですね〜 まあ、SerialATA化はその時のお楽しみですね。

・・・このネタを書くに当たってWEBを彷徨っていたら、こんなモノを見つけました。システムトークス製の「スゴイアダプタSATA」です。「Parallel-Serial変換アダプタ」なんですが、なんとHDDに挿す部分がケーブル状になっているじゃないですか!! 早まったか・・・(-_-) 



2.ATA133ボード増設 & HDD換装 (2002.11.17記載)

早まったかも知れないと思いつつも、既にATA133ボードを購入してしまっているので、自分に「早まっていないぞ〜多分」と言い聞かせながらボードの増設に掛かります。なお、その性能を生かすため、HDDもATA133対応のモノをGETして、そこから起動出来るようにしてやります。

購入したのはPromise製のUltra133 TX2。日本の代理店である
SYNNEXを通った製品なので、ちゃんと日本語マニュアルも付いています。
NEWS RELEASEでも紹介されています。
BIOSも搭載しているのでちゃんとこのボードに繋がったHDDからの
ブートもOKですね。
あ、RAIDは相変わらず怖いのでパスですねぇ(^^;)
これまで使っていた「Ultra100」との比較です。左が100、右が133。
大きく違うのは(もちろんチップなどは配置から全然違いますけどね)
指マークで指したLEDコネクタの向きが変わったこと!?ですね(^^;)

ATA100ボードを増設した際に(正確にはLEDをATAボードに接続した際)、MPEGボードにLEDコネクタがやや接触してしまうという(LED用のピンがATAボードから垂直に突きだしている為)話を書いたんですが、Ultra133 TX2」ではそのピンがATAボードに水平に生えているため、LEDコネクタも横向きに差し込むことになります。これでMPEGボードとの干渉は無くなることになります。

LEDコネクタを差し込んだところ。プラスとマイナスの向きは
この写真の通りです。下側にもう2本ピンが見えますが、
コレはセカンダリチャネル向けLED用のものです。
セカンダリチャネルには白色のLEDを付けてみました。
まあ、何でも良いんですが、TIMELYの「GR-LE009」
という丸形のタイプです。LEDはR60の筐体横のスリットから
覗けるように固定しましたが・・・
R60本体の設置場所の関係でスリットの中のLEDどころか
側面自体が見えないことが判明・・・
ちゃんと光ってはいるみたいだし・・・まあいっか(^^;)

さて、ここでHDDの方はというと・・・ ATA133対応のモノは現時点では必然的にMaxtor製品になります。今回は起動ドライブにしたいので、速度重視で7200回転のモノを狙います。あ、あとどうせなら流体軸受モデルが良いですね。今更静音化でも無いんですけどね、R60(^^;) 

で、結局チョイスしたのがこれです。DiamondMax Plus 9の60GBタイプ「6Y060L0」。チョイス
なんて書いてますが、店頭在庫と値段などを考慮するとほとんど選択肢が無かったんですけどね(^^;)
個人的には80GBの方がコストパフォーマンスが良いなあ・・・とは思ってます。
ちなみにMaxtorの場合、型番の後から2つ目のアルファベットがLなら流体軸受タイプ・Jなら
ベアリングタイプだそうです。
折角R60を開きにするので、一部フラットタイプのIDEケーブルを
使ったままにしていたんですが(スリムタイプはコネクタ基部が
大きいモノが多いので、上記の「Parallel-Serial変換アダプタ」同様に
HDD側の基部が小さいモノでないとシャドウベイのHDDには繋げません
からね)、これをスリムタイプに変更してやりました。一応「ATA133対応」
と謳っているモノを選んでいます。あ、これもTIMELYの製品ですね。

後はこれらのハードウェアを接続して、HDDの内容をコピーすればいいんですが・・・ 恒例のトラブルが待っています(^^;)




3.新HDDに環境移行する (2002.11.26記載)

さて、トラブルというのは・・・ 今回は新規に購入したATA133対応HDD&ATA133ボードからR60をブートしたいので、現在の起動HDD(ここでR60に搭載したMaxtorATA100・20GBタイプの「5T020H2」、以降は旧HDDと記載します)から上記同じくMaxtor製「6Y060L0」=新HDDにその内容をコピーすることになります。それ自体は何度か経験しており、手持ちのソフトも増えてきているので問題はなさそうなんですが、ココに罠が・・・(^_^;) あ、罠の前に一点だけ大事なことを書いておきます。
今回は起動HDDを繋ぐATAボードも変更してるので、どこかでこのATA133ボードのドライバをインストールする必要があります。「どこかで」というのは、「旧HDDにドライバを入れてからコピーするか」「今の環境を新HDDにコピーし終わってからドライバを入れるか」しかないんですけどね。ちなみにドライバ組み込みまではATAボード接続のHDDからはブートできない為、M/BにHDDを接続して起動・ドライバ組み込みという形になります(OSインストールの際にはATAボードのドライバを組み込むタイミングが提供されるんでけどね)。、‘み’の場合、ドライバ組み込みは後回しにしました。というのも万が一ATA133ボード&HDDがちゃんと機能しなかった(休止状態に入れないとか、起動しない!?とか・・・)場合には元の環境に戻さざるを得ない可能性があるので、現状に余計なドライバなどを組み込みたくなかったんですね。まあ、その時はドライバを削除すれば良いだけ(のハズ・・・)なので、気分的に安心なだけって言われればそのとおりなんですけどねぇ

さて、実際のデータコピーにかかります。今回はネットジャパンの『Drive Image(リンク先は既に最新版の2002になっていますが、‘み’が持っているのは一つ前の5.0です)』を使用しました。元々起動HDDのバックアップ用に購入したソフトなんですが、このソフトにはHDDのコピー機能があるのでそれを活用してみたんですね。で、トラブル・・・(^_^;) ソフトの指示に従い、HDD間でのデータのコピーは簡単に完了したんですが、新HDDからブートしてみると、なんと
全てのドライバ関連ファイルがDドライブにあるんです!! Dドライブ・・・つまり旧HDDにあったCドライブなんですよ。‘み’の操作が悪かったのか、ソフトに問題があるのか・・・なんとも分かりませんでしたが、事実として旧HDDを外すと当たり前ですが満足に起動しません。正確に言うと、起動はするんですが延々ドライバを探しつづけるようなダイアログが出つづけるんですねぇ(+_+) という訳でこのままでは起動すらママならないという悲惨な状況になってしまうため、念には念を入れてこの数日前にやはりDriveImage5.0の機能を使ってバックアップしておいた旧Cドライブのバックアップイメージファイルから新HDDに「復旧」してやることに方針変更。これが上手くいかなかったら結構焦っていたところですが、こちらは難なくクリア〜(^_^;) ってことで環境移行は完了です。BIOSの設定は以前から「SCSI優先」になってますから、この辺はいじらなくてもOKですね。ん、余った20GBの旧HDDはどうしようかなぁ〜♪

撮影だけしておいてアップを忘れていた写真が出てきたので・・・
HDDのデータコピーはこんな状態でやっています(^^;)
あまりお勧めはできませんが、とっかえひっかえするので
この方が楽なんですよね〜 
(2002.12.08 加筆)




4.で、ベンチマーク (2002.11.30記載)

では、実際にどの程度のパワーアップが果たせたのでしょうか?恒例のベンチマークです。いつものようにHDBENCHを使用します。 バージョンは3.30です。常駐ソフトなどは一切止めず、「Cドライブ100MB」のデータで計測しました。

HDD Read Write Copy
使用前
(ATA100)
Maxtor
5T020H2
34,888 33,398 4,268
使用後
(ATA133)
Maxtor
「6Y060L0」
48,438 47,101 11,196
増加率 38.8% 41.0% 162.3%

起動速度も確かに速くなっていますし、100→133程度のスピードアップは出来たようです。「Read」「Write」で40%前後の数字が出ているのは、ケーブルを最新のモノに換装したこととか、ATAボードそのものの性能向上とか、HDD自体の性能が上がっていることに起因していると思われます(「Copy」の値はATAボードを積んでいるとちゃんと出ないようなので余り気にしないようにしましょう(^^;))。
HDDの話が出たので内部転送速度の話を少々・・・ HDDの内部転送速度は、(現状では)500Mbit/sとか600Mbit/sとかが良いところで、バイトに換算するとせいぜい60MB/s〜70MB/s程度なんです。コレはATA66レベルなんですよね。とするとATA133はおろかATA100すらも意味がないような気がしますが、実際にはこのベンチ結果のように高速化します。理屈はよく分からないんですが、HDDのキャッシュメモリにあるデータを転送するときには内部転送速度以上のデータが流れることになるので、その辺りに効果が現れるようですね。今回の換装では、劇的ではないモノの(特に起動時間などでは)体感出来るレベルで高速化しましたしね(^o^)
あ、最後になりましたが・・・心配していた休止状態に入れないとか、PCの動作が不安定になるとかのトラブルは今のところ出ていません。ただ、流体軸受にちょっとだけ期待していたんですが、静穏性はほとんど今までのベアリングのものと変わらないような気がします。言葉では上手くかけませんが、タマに結構大きな音がするという感じでしょうか。特にPCのシャットダウン時には大きな音がしますしね〜(^^;)