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【Road to DVD その8】



1.MpegCraftって・・・  (2003.08.06 記載)


7/31の日記にも書いたんですが、カノープスの「MpegCraft」というMPEG編集ソフトをGETしました。このソフトはMPEG2のフレーム単位でのカット編集が可能な上、編集後に全てを再エンコードしてMPEGファイルを作成するのではなく、切り張りした部分のみを再エンコードしてMPEGファイルにするという「セグメントエンコード」が可能なんです。
DVD作成方法のページを見ていただけると分かるんですが、‘み’はGiga(Verは4.5です)で高画質録画したF1レースの録画をAVI書き出し〜PremiereでCMカット〜TMPGEncSCVでVBRエンコ〜DVDit!でオーサリング〜WinCDRでライティングという形でDVD-Videoにしています。CMカットするためにわざわざAVIに書き出しているのは、例えばプレイリストビルダーでCMカットをする場合、編集がGOP単位でしか出来ないため中途半端にCMが残ってしまう上、これを「書き出し」ても個別のMpegファイルが作成されるため、TMPGEncなどで結合してやらないと一つのムービーにならないんです。これを回避するために一度AVIにすることでフレーム単位でのCMカットを行い、且つ一本のムービーとしてAVI2.0に書き出しているんです。あ、一本の「ムービー」に拘っているのは、DVD-Videoにした際、複数ムービーを連続再生するとどうしてもひっかかるようになってしまうからなんです。この辺はここで「不具合か?」として話が出ていますので、参考にしてください。

やや話がそれてしまいましたが、ここでMpegCraftの入る余地がどこにあるかと言うと、セグメントエンコードとフレーム単位でのMPEG編集を活用し、上記DVD-Video作成手順と時間を大幅に削減することが出来そうなんです(あ、勿論Gigaから書き出したMPEG2ファイルの読み込みは可能ですよ)。つまり ・・・ビデオエクスプローラからAVIではなくMPEG2のまま書き出し〜MpegCraftでフレーム単位でのCMカット&セグメントエンコードでMPEG2作成〜TMPGEncでVBRエンコ・・・という流れになります。 一度AVIに書き出す手間がなくなるだけなんですが・・・MPEG2のまま編集するとは言え次のステップでVBRエンコを行う以上、そのソースがAVIかMPEG2かの違いしか発生しませんからね。が、時間的には結構な削減が可能と思われます。さらに、一度とはいえMPEG2〜AVIという書き出しのプロセスが回避できるので、画質劣化が現状より抑えられるかもしれません。そんな訳で、実際に試してみることにします。





2.作業効率と不都合  (2003.08.16 記載)


実際に作業時間はどうなんでしょうか??以下は‘み’のR2X60(RX62改)でのおおよその作業時間(実時間を1.5時間として)ですが・・・

使用ソフト 作業内容 これまでの流れ MpegCraft利用
ビデオエクスプローラー AVI書き出し 約1.5時間 -
ビデオカプセルダビングツール MPEG2書き出し 数分
Premiere CMカット&AVI2.0書き出し 約1.5時間 -
MpegCraft CMカット&セグメントエンコード - 約20分
TMPGEncSCV VBRエンコード 約6.5時間 約4.5時間
作業時間合計 約9.5時間 約5時間

ココで言う時間には、‘み’がCMをカットの為にフレームを入ったり来たりさせているような時間は含まれていません。CPUががんばっている時間と捉えてください。
MpegCraftのセグメントエンコードでは3段階の画質設定が可能(速度優先・標準・画質優先)ですが、画質優先を選んでいます。
「ビデオカプセルダビングツール」はヴァルヘルホームページさんで公開されているフリーソフトです。4GB以上のMPEG2ファイルをビデオカプセルから作成できます。おすすめPCソフトのお部屋で紹介していますのでご参照ください。


という具合で、これだけで約4時間以上の作業時間が短縮できます。もうちょっと突っ込んだ話をすると、‘み’の場合、実生活のサイクル上では非常に効果大なんです。F1の放送が終わるのは基本的に日曜日の深夜なので、そこからGigaでAVI書き出しを行ってPremierで編集すると夜が明けます(^^;) ってことで現実的には書き出しだけ掛けて寝てしまうんですが・・・ 数分のMPEG書き出し&CMカットと20分のセグメントエンコであれば、暗いうちに作業を完了し寝ている間にVBRエンコを行えるため、非常に効率的なんですね〜(^^;)

個人的な話をしてしまいましたが、操作性はPremiereあたりと少々異なっているため、編集の際にはやや戸惑うかもしれません。Premiereなどで行うような、「切った貼ったしてタイムラインに並べていく」ではなく、「残すところと捨てるところの切れ目を決めていく」という形です。当たり前なんですが、編集する際には不要な部分の次は必要な部分、その次は不要な部分というように交互に切り張りをするイメージなるはずなので、単に一本のMPEGファイルを編集することに特化した場合には理にかなった形かも知れません。最初こそ戸惑いますが、直ぐに慣れちゃうと思います。

で、不都合なところは無いのかと言うと・・・
まずインストールしたことによる映像系の不具合は(Giga関連も含めて)特に無いようです。次に、これはマニュアルに記載されているんですが、「作成されたMPEG2ファイルが他のアプリで読めないことがある」という点。実際にエンコした後に作成されるMPEG2ファイルは拡張子が「.m2p」になるんですが、これをそのままSDMに取り込もうとすると、拡張子を「.mpg」に変えても案の定NGでした。ファイルを取り込もうとしても、SDMはうんともすんとも言いません。例によってダミーファイルを置いてみましたが、それでもNGでした。この時はちゃんと反応があるんですが・・・

別に16:9と混在させた訳ではないんですけどね(^_^;) こんな状態なので、MpegCraftでセグメントエンコしたMPEG2ファイルをSDMへ取り込むことはできないようです。将来的にソフトのバージョンアップなどで改善される可能性は無きにしも非ずですが・・・あ、もちろん、TMPGEncへの取り込みやVBRエンコには問題はありません。「DVD-Videoのソースにする場合はセグメントエンコードはするな」なんて注意書きがマニュアルにはあるんですが、‘み’の環境では特に問題はないようですね。
次に「音ズレ」です。これもマニュアルにあるんですが、セグメントエンコードの場合には音ズレが発生することがあるそうな(^^;) それじゃ使い物にならないんですが・・・ 実際に何度か試してみましたが、音ズレが発生したりとか、ノイズが発生したりとかの問題は特にないようです。まあ、これも‘み’の環境と使用方法に限った話ですけどね。


3.画質は・・・  (2003.09.10記載)

最後に画質です。AVI書き出しのステップを省いた以上、再エンコードが一度減るため、理屈の上ではDVD-Videoにしたときの画質が向上するハズ・・・ 一方でセグメントエンコード部分に関しては逆に劣化したりノイズが入ったりする可能性も・・・  結構気にはなっていたんですが、セグメントエンコード部分に関しては特に問題ないようです。全体的な画質についても見てみたいので一応検証してみましょう。

A:Giga高画質録画のMPEG2書き出し
B:Giga高画質録画〜AVI書き出し〜Premier編集〜TMPGEncでVBR(平均6Mbps)エンコ
C:AをMpegCraft編集(セグメントエンコ)
D:CをTMPGEncでVBR(平均6Mbps)エンコ
*大元のAは5秒のムービーですが、B〜Dはそのうちの真中3秒程度を編集(カット)しています。


リンク先(Yahoo Briefcaseですが)のファイルでご確認ください。ちょっと重いですけど(^^;)

う〜ん、これは主観的な部分が極めて大きいので何とも言えませんが、‘み’的にはほとんど区別がつきませんね〜(^^;) ってことは作業時間短縮だけがこのソフトのメリットってことですねぇ。
あ、あと、付属機能の「HomeEdge Explorer」「to MPEG TOOL」があるんですが、前者はMPEG1/2だけでなくAVIやMP3にも対応したファイル管理ソフトウェアです。各ファイルのビットレートや作成日時、ファイルサイズなどの詳細を一覧表示します。プレビューをしたり、関連付けされたソフトウェアからの再生も可能です。」ってことで、結構便利かもしれません。エンコしたり切った貼ったしていると、どうにもどれがどれやらわからなくなりがちなので、一覧表示は意外と使えます。まあ、それだけといえばですが(^_^;) 後者は「
MPEGファイルのビットレートを変換したり、プログラムストリームからエレメンタリストリームを作成することができます。DVDの作成など、MPEGファイルを活用する場合に便利なツールです。」ということですが、TMPGEncがあるのでまあ使うことは無いですね。

色々書いてきましたが、ソフトそのものが実売3,800円程度と安価なため、CMカットにお悩みの方は、試してみる価値が十分にあると思いますよ〜(^^♪




4.フレーム単位のMPEG編集は・・・  (2003.10.04 記載)


どうやらフレーム単位のMPEG2編集は、MpegCraftの専売特許ではないようです。BBSでも話題になったんですが、TMPGEncSCVのMPEG編集機能を使う場合、フレーム単位での編集が可能なようです。SCでない通常のTMPGEnc Plus2.5ではWEB上の更新履歴を見てもはっきりGOP単位での編集になるのがわかるんですが、SCVのヘルプを見ると・・・

こんな記述があったりして、思いっきりフレーム単位編集が可能なようです(^_^;) この他にもポイントしたフレームが編集後のファイルに含まれるのか?などの説明がありました。・・・完全にGOP単位だと思い込んでいましたねぇ・・・ 情報を下さったゴッドバードさんにはこの場を借りてお礼差し上げたいと思います。ありがとうございましたm(__)m
しかも、Gigaで録画したビデオカプセルも直接読み込める(Gigaのバージョンが4.3以上でないとNGなようです)ため、AVIやMPEG2への書き出しを一切行わずにCMカットができることになります。これは良いですね〜〜 こうなるとMpegCraftの存在意義がなくなってしまうような・・・ ただ、SCVの場合、MPEG編集だけを行うことはできませんので、「フレーム単位でのMPEG編集=全体をエンコードする」ことになります。とはいえ、もともと画質には定評があり、色調整やクロップなどもエンコードと同時に可能なTMPGEncですから、これが弱点になるかは用途次第ですね。‘み’がF1をDVD-Video化する場合は間違いなくVBRエンコしますので、MpegCraftの出番はなくなります(^_^;) ちなみにセグメントエンコを行う場面としては、「VBRエンコも必要がないTV録画をCMだけカットしてそのままDVD-Videoにする」という極限られたケースが想定されます。この場合には明らかにセグメントエンコの方が時間がかかりませんね。メリットはこれだけかぁ・・・ 
ところで、今回のネタをを踏まえると、実際の作業時間はこんな風に変わります。

使用ソフト 作業内容 MpegCraft利用 SCV利用
ビデオカプセルダビングツール MPEG2書き出し 数分 -
MpegCraft CMカット&セグメントエンコード 約20分 -
TMPGEncSCV VBRエンコード - 約4.5時間
作業時間合計 約20分強 約4.5時間

完全に用途が分かれてしまいましたねぇ・・・ 確かにCMをフレーム単位でしかも短時間にカットできるというのは魅力的ではありますが・・・ ビットレートを調整せずにそのままDVD-Videoを焼くパターンってほとんどないんですよね。う〜ん、このためだけにMpegCraft・・・ 手放そうかなぁ・・・(T_T)